自我を受け入れる

〜奇跡講座〜私の愛の理解と奇跡の神楽

TSさんと話をしていると、「自我を悪いものとして理解してしまうことがある」という話題になったことがあります。

自我は創られたものであり、幻想で有り、存在しないもの、だから全てに意味は無い

こんな感じの理解です。

「この世界に意味は無い」と理解してしまうと、生きる意味を見失うかも知れません。

本当は違うのに

私自身も自我は創られたものであり、その自我を通して見ているこの世界は自分で創ったものだと理解出来ます。

では、その世界で生きる意味が無いのでしょうか?

私はこの自分が作り上げた世界を生きることがとても楽しいです。

奇跡講座に出会ってからは、更に楽しくなっています。

なぜか?

この世界を「愛を想い出すため」に作っているからです。

私たちは愛を通して奇跡を起こす事が出来ます。

難しいことではありません。

道を聞いてきた人に答えることが愛を通した奇跡です。

本屋さんで本を元の位置に戻すことも、愛を通した奇跡です。

愛を通した奇跡とは、優しさで有り、気遣いで有り、思いやりを通して、「相手に愛を伝える行為」です。

そして、この「相手」とは「自分自身」でもあります。

この世界は自分のために創っていますので、他者や他物と思っているモノは実際は自分自身の投影になります。

私がコースで好きな箇所があります。

奇跡の衝動の歪曲の2「神の子よ、善なるもの、美しきもの、聖なるものを創造するために・・・」のくだりです。

奇跡講座はとてもシンプルに書かれているので何をしたら良いかがすぐ分かって便利です。

もし、悩むことがあるなら、「善で居ようとすれば良い」「美しくあろうとすれば良い」「聖をつくりだそうとすれば良い」と教えてくれています。

これは言い換えれば「愛でいなさい」ってだけのことで、シンプルです。

愛とはなにか?を説明は出来ません。

でも、心が暖かくなり、緊張が緩むような状態は全てに共通していると思います。

これを具体的にしたものが優しさであったり、気遣いであったりします。

たとえ自分で作り出した自我の世界であっても、「愛」を感じる事は出来ます。

いえ、自分で作り出している世界だからこそ、「愛」を感じようとすれば感じられますし、感じようと意識しなくてもそこら中に愛が溢れています。

愛が分からなくなってしまうぐらい自我が強くなっていても、道ばたに咲いている花を見ると自然と心は緩むじゃないですか。

目の前の全てに愛があることが分かっていると、意識していなくても、人は愛を感じられる様になってます。

ただ、そういうことが分からなくなって、自分を苦しめることばかりに意識を向けてしまうのです。

ここまで書いたところで「自我の中の本質へのアプローチ」的な話を思い出してしまったので、先に公開しました♪

「自我」とは自分の世界です。

自分の世界ですから、意識するものが増えていくようになります。

苦しいことに意識を向ければ、自我は「自分は苦しいことを望んでいる」と理解し、その世界を創り出します。

言葉遊びではなく、人は意識するものを増幅します。

それならば「なぜ自分は苦しいと感じているの?」と自分に投げかけてみると良いです。

「苦しくなりたくないのに○○で苦しくなっている」といった感じで答えが出てきたら、それが「自分が作り出した自我」です。

ここでもう一つ「自分で作り出した自我」と言える理由があります。

それは「自分と同じように全ての人が感じているわけではない」からです。

別の人からすれば「え?なんでそんなことで苦しんでいるの?」みたいになります。

私がこんなに苦しんでいるのに、なんであなたは理解してくれないの?と言っても、その人にとっては「苦しみではない」から理解出来ないのです。

理解出来ないのはおかしい、理解するべきだ・・・ではなく、あなた自身が自分で自分を苦しめていることに気がつくことです。

気づき方は上でもお話したように「なぜ苦しいと感じているのか」と自分に問いかけ、「全ての条件を無しにしたとき、あなたはどうしたい」と問いかけます。

それがあなたの本質が感じていることであり、あなた自身に必要な事です。

自我を否定した方が良いという話ではありません。

自我は本来はあなたの鏡です。

あなたが愛そのものであるならば、「自我も愛そのもの」に出来ます。

自我は意思で創られています。

あなたの愛を意思に通していけば、あなたの世界は愛になっていきます。

ここに至るために必要な事は、まずはあなた自身が苦しいと感じている事に対して、あなたの本質はどうしたいと感じているかに意識を向けることです。

嫌ならどうするか

嫌だと思っていたけど実は違ったのであれば、どうするか

それらの答えはあなたが「全ての条件を取り払った時にどうしたい?」と自分に投げかけることで出てきます。

あなたの中にある「自我」はあなたの敵ではなく、あなたの味方です。

自我があなたに「変えた方が良いよ?」と教えてくれているから、しんどかったり辛かったりという感覚が沸いています。

そこに気がついた時、あなたの自我はあなたと一体になります。

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