凶方位は絶対だめなの?

お勧め

引っ越しや旅行の大凶方位の影響の強さや出方は、環境・人によって違います。

凶方位の影響を心配されるケースは引っ越しが多く、その次に旅行を気にされます。

引っ越しは10年前、20年前に引っ越したきりという人もいますし、2~3年毎に引っ越してますという人もいます。

人生全体で数度の人、引っ越しが日常とまでは言わないにしても頻繁に引っ越す人、この人達の方位の影響を同じ解釈で占うとおかしくなります。

人それぞれ行動のパターン・リズムが違うので、占いの中で出てくる方位の影響力にも違いが出てくるからです(占いの理屈だけでみると、違いはありません)。

今に至るまでの経緯を含めることで、初めて出てきた結果を活かし、どうしたら良いかが分かってきます。

単純に凶方位の引っ越しや旅行は絶対だめとはならないです。

凶方位の引っ越し・旅行対策の効果はある?

世間的に言われている引っ越しや旅行の凶方位の対処法を整理すると、凶方位に行った後にやった方が良い対策でよくあるのはこちら↓

方災除け、方位除けのお札を貰う
・身を守るためにアクセサリーをつける
・黒い服(または赤い服)を身につける
・肌を出さない
・土地のものの飲食を避ける、土地に触れない、持ち帰らない
・吉方位の土地関連のものを持ち歩く
・吉方位の人と一緒に出かける
・方位を気にしない

それぞれに理由がありますが、根拠として「引っ越し・旅行の凶方位は悪いもの」という前提があり、悪いものには触れないことで回避できるという考え方になってます。

でも、私はこれに対して「それってどうなんだろう?本当なの?」といつもお伝えしています。

引っ越し・旅行に行く事で凶方位の影響があるのに、「無視して良い」とまでは言いません。

しかし、そこまで気にしないといけない状況なら、すでに現実に問題が出ていることも多く、そちらに対処する方が優先されます。

上に出ている項目はなんとなく理由は分かるけれど、「効果が期待出来るのは何?」というのもあります。

引っ越しや旅行の凶方位の対策として、私が実感を持てるのは「お守りを持つ・用意する」ぐらいです。

それ以外は意識をするにしても限界がありますし、効果を判断するのも難しいです。

それならもっと根本的な「なぜ今、引っ越しや旅行で凶方位を選んでいるのか」に切り込んでいった方が、現実面で対処がしやすいです。

「引っ越し・旅行の凶方位は絶対ダメだ!行くしかないなら諦めた方が良い」という占い師はたくさんいます。

「凶方位に引っ越したら吉方位に引っ越しをする以外回復出来ない!」という占い師もいます。

でも、昔と違って今は引っ越しも旅行も多いです。

凶方位の引っ越しや旅行は絶対にやめた方が良い

凶方位の時に私が止めた方が良い・避けた方が良いという場合、過去からの流れと現状が関係しています。

過去と現在の状況をはっきりさせると、未来の事も予測出来るからです。

その結果を受けて、初めて今回の凶方位がどの程度注意が必要なのかが分かります。

止めた方が良いのか、それとも後で対処を考えていけば良いのかという感じです。

この答えに対して、方位の影響を実感している人の場合、うすうす気がついていることも多いです。

凶方位は絶対止めた方が良いという占い師は、本心からそう思っている可能性もありますが、それ以外に言いようがない(他に手段を持たない)場合もあります。

結果的に凶方位は止めた方が良いという方が楽ちんだから、というのも実情としてあります。

また、凶方位が気になる人は現実よりも、方位(占い)を気にしている傾向があります。

現実が大丈夫なら問題は無い

凶方位の影響が実感出来るのかどうか、方位の影響を強く受ける人なのかどうかを明らかにするためには、現状の分析が必要になります。

それと凶方位に行くからと言って、行った直後からとんでもないことになる人は、思ったよりも少ないです。

過去の引っ越しや旅行を鑑定すると、行った直後よりも行く前から面倒な状態になっています。

この場合、凶方位にも関わらず、行った後で現実面では楽になることがあります。(もちろん、そのまま面倒が続くケースもあります)

行ってからしばらくして面倒なことになる人もいます。

こういった人たちは方位の影響が強い、実際に実感出来る人と判断されます。

「占い」と「現実」で見えること

吉方位なり凶方位なりの影響を実感出来るかどうかをハッキリさせないで、「凶方位は怖い」と思ってしまうと身動きがとれなくなります。

状況がよく分からない人向けにお話をするなら、私がたとえば本命殺の方位に引っ越したとします(五黄殺でも良いです)。

私自身、引っ越したら不幸になるのかどうかが気になります。

凶方位に行く場合、2つの大きな流れがあります。

上でもお話をしているように、行く前からもう大変な状態になっているケースと、行ってから面倒なことに巻き込まれていくケースです。

行く前から大変な状態は分かりやすいです。

行った後に面倒になるのは、何だか分からないけど思うように行かない状態です。

結果的にやりたくない、行きたくないのにやらざるおえない、そういうことが増えてきます。

周りの人とぶつかりあったり、いらいらが増えることもあります。

当初の予定が上手くいきにくく、あきらめたり、余計なお金がかかって出費が増えたり、「現実面」で上手くいかない感じです。

いろんな手段を使って何とかしていきますが、それでも手間と時間がかかります。

こういう感じで現実面でいろいろとある場合は、方位の影響を受ける実感のある人と理解出来ます。

見えない世界の事は見えない世界で対応

運は見えない世界の事ですので占いで対応するにしても限界があるのですが、凶方位に行ったら吉方位に行けば良いという考え方があります。

ところが、行きたいところに行く、引っ越したいから引っ越す、凶方位の問題は後で回復させれば良いのでしょ?という人は、理屈通りやっているのにうまくいきにくいようです。

私なりの見解は「その思考が幸運を遠ざけ、不運を呼び寄せているかもしれない」と理解しています。

自分に都合良く解釈することで、起こりうるシグナルに気がつけないのかもしれません。(参考:「吉方位旅行の効果は本当にあるの?」

そもそも凶方位の影響とは何なのか?ですが、「空気の悪いところ」と例えることが多いです。

凶方位はタバコの煙と同じ

タバコの煙の中に居るからといって、すぐ病気になるわけじゃない、すぐガンになるわけじゃない、ならない可能性もあります。

ただし、煙の影響で判断力は鈍くなり、精神的にも不安定になります。

たばこを吸って判断力が上がったと感じるとしたら、気分が切り替わったためと考えたほうが良いです。

凶方位に行くというのは、このタバコの煙の中に入ることを意味します。

たとえば、五黄殺ならば排気ガス+タバコの煙、本命殺ならタバコの煙と、ちょっと違いがありますが、体に良くないないことは伝わるかと思います。

ポイントは凶方位(たばこの煙)が何かを引き起こすわけでは無く、その影響を受けて自分がトラブルを抱えるということです。

結果的に「自分が問題を引き起こす、あるいは大事な事をスルーしてしまい、トラブルに巻き込まれる」ことにつながっていきます。

誰もが同じように凶方位の影響を受けるわけではない

凶方位に行くから悪いことが起きることもあるかもしれません。

しかし、悪い事が起きた内容を整理していくと、その原因は自分にあることがほとんどです。

その原因が結果となって出てくるタイミングに、凶方位を選んでいることが多いです。

凶方位だから悪いというよりも、凶方位を選んでいる状況(その時にその選択をするような状況)が「やばい」ということです。

その状況で凶方位に行けば、起きようとしていることが確定した感じになります。

こんな感じで凶方位の意味が分かれば、完全ではないけれど対処も出来るようになります。

もし凶方位に引っ越した場合、このタバコの煙の中で生活することになりますが、何もしないよりは何かをした方が良いです。

見えない世界に対応するためには、この煙の中で生活する術を身に付ける必要があります。

ただし、吉方位旅行に行こうが、再度引越しをしようが、一度その運命の流れに入っていますので、容易には変わりません。

しかし、やれることはやっておく方が良いです。

たばこの話ならば、たとえばマスクをする。

たとえば空気清浄機を買うなどです。

凶方位の影響を弱くするために出来る事

マスクを買ったり空気清浄機を買うのは、現実では自分の生活環境を快適なものにするということです。

生活を快適にするために職場の近くや学校の近くに住むようにしたり、部屋を片付けたりします。(物を減らすのが基本です)

問題が起きそうなことに対して、先に対処してしまいます。

これは凶方位を取る場合でも有効な手段です。

また、方位から受ける影響以外に家相・風水から受ける影響があります。(参考:「方位の影響と家相の影響、何が違う?」

家から受ける良い運気を活用して、凶方位の影響を良い方向に変えたりもします。

凶方位の影響を広めないために、前倒しでやっていくと効果的

凶方位の影響を受けていることを意識し、思いつきで行動することは避けます。

凶方位だからとあきらめるよりも、凶方位にいる自分の状況を知っておくことが、ここで効いてきます。

タバコの煙の中で判断することがまともなわけがありません。

冷静に考えられることを優先し、即断を避けます。

仮にチャンスを逃したとしても、トラブルに巻き込まれるよりも余程楽です。

何が起きても先送りしないようにします。

これは後回しにした問題が「今起きますか?」って感じで後で面倒事になるので、前倒しでやっていくことで対処します。

トラブルが起きてもすぐに対処する、失敗しても早めに対応することで乗り越えていきます。

方位の影響は長くても12年弱という考え方があります。(意識に残るのは大体3~4年ぐらいが多いです)

ということは、この中で行う努力は、その後にそれまでの努力や苦労が実を結ぶ可能性もあるわけです。

それから凶方位には、避けられない凶方位(どうしても行かないといけないなど)もあります。

凶方位の流れを避けられない時は、その選択が人生に必要な時

占いを受ける気持ちになり、現状を知ることが出来た場合は「行かない」という選択が出来る場合があります。

でも、行かないという選択は出来るけれど、出来るだけ予定通りに進めたいこともあります。

ほとんどの人は予定通りすすめていきますが、一度立ち止まる選択をされる人がいます。

土地を買う契約までしていて、取りやめる人もいます。

土地の購入を取りやめる、家の契約を中断する、そういうことを実行される人が実際にいます。

もう契約もしてしまって家も建ち始めているような状況では引き返すことは出来ず、凶方位にいくしかない場合もあります。

私だってもちろんあります。

引っ越しや長期出張の場合は出来るだけ避けたいところですが、それでも行かざるおえないならば行きます。

このときに大事なのは「なぜ今自分はこの選択をしたのだろうか?」「なぜいまこの選択が必要なのか?」を整理することです。

私自身、相談者に同じ事を聞きます。

凶方位を避けるよりも向かって行く事でうまくいく運命もある

凶方位の影響を受けやすい人は、「今」に問題があることが多いです。
※吉方位の場合は「今」にきっかけがあることが多いです

この場合は現状を整理して、その上で最終判断をしていくと効果的です。

行くとなれば吉方位旅行を予定の中に組み込む場合もあります。
※方位の影響を実感出来る人の場合です

下がった運気を上げながら対処していく方が良い方向に進みやすいこともあります。

行かなければならないなら、行くことで自分の役割を果たすことが大切なことも多いので、これは必要と判断します。

何をどのように取り入れるか、何を選択するかは、現実と想い(願っている状態)のバランスをとります。

「凶方位が続くこと自体」が問題では無い場合

凶方位であっても状況を整理することで、今は行く必要があると分かるケースも多いです。

運気を下げるというよりも、下地(基礎)を作る必要性があるときが多いです。

腰を据えて目の前の事に取り組む時期と言えます。

凶方位には五黄殺や暗剣殺、本命殺や本命的殺などいろいろとあります。

五黄殺や暗剣殺は影響の強い凶方位と判断します。

でも、冷静に判断し、タイミングを意識していると、この五黄殺や暗剣殺などの方位に呼ばれることは少なくなります。

運気の流れを意識していると凶方位が続くことはまれ

凶方位に呼ばれている場合でも吉の運気をあげていると、凶方位に呼ばれることは少なくなります。

そうは言っても、私自身が東京に来たときは月盤五黄殺でした(笑)

でも、それでも私は東京に行きたかったですし、家族のところに行きたかったです。

この時の凶方位は私の動くタイミングが早いことを教えてくれています。

1年後であれば、ベストタイミングでした。

凶方位でも、やりたいことならやった方が良い?

占いをしてみると「この選択は苦労するけど、でもその選択も悪くない」ということがあります。(参考:「凶方位・吉方位を無視をしても良いのは、こんな時」

当時は本当に大変な1年で、特に家族は大変だったと思います。

私自身が非常にいらいらする状態だったことと、そのイライラが家族にも伝わっていたからです。

よく我慢してくれていたと思いますが、お陰で今は楽しくやってます♪(喧嘩はします)

人生の選択をする時に方位をチェックしてみると、その時の運気の流れをよく現していると思います。

運気が悪くても必要な事がある

私が東京に来るときの選択は良い選択だったと当時も今も思っています。(融通を利かせればもっと良かったとも思いますが(笑))

凶方位を選んでも、必要な選択ならばちゃんと後に繋がってくれます。

上でもお話をしましたが、東京に来てからは最初は大変でした。

今はお陰様で大きな流れはすでに変わっており、良い状態にあります。

自分にとって必要な選択肢をとってきたなら、山を越えた後は楽になる部分も出てきます。

これがその人の生き方や運勢、資質に合わせた選択になります。

念のためにお話しておきますが、たとえ年盤凶方位で五黄殺だったとしても、私は東京に行ってました。

時期をずらすと大凶方位の年盤暗剣殺

私の東京行きの時期がずれたら年盤暗剣殺でしたが、この時期を避けた理由は私にも分からないです。

私の人生を変えた友人の一言は、丁度年替わりの時にあったのも不思議な話です。

結局、凶方位でもそこに想いがあるなら、飛び込んでみる選択肢もあるということです。

飛び込んだ後、運気を下げたことを意識しながら、運気を上げる行動を選択していくと良いです。

何か方法があります。

凶方位だからといって不安を感じすぎている暇はありません。

というか問題が早く分かって、逆に効果的かもしれません。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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