答えはいつでも目の前にある

世間話

↑の写真は山梨の早川という河川の風景です。

占いをやってると「答えはいつでもその人が持ってる」と感じます。

引っ越しの方位や家相や運勢、運気を占うのが私の仕事ですが、相談を受けたときにいつも伺うのが「何を望んでいますか?」「どうしたいですか?」です。

私はいつも「楽しく幸せに生きたい」と思っていますし、相談される人も楽しく幸せに生きていて欲しいと願っています。

自分勝手に生きるとか好きに生きるとかでも、それが楽しくて幸せならそれで良いです。

ただ、「物質的な楽しさ」は一時的な楽しさでしかなさそうですが・・・

物質的な楽しさは一瞬で終わっちゃう

私はここ数年、東京の京橋にあるトシヨロイヅカのシューペイザンヌというシュークリーム?が好きです。

初めて近くを通った時に家族が「あ~!トシヨロイヅカ!有名だよね!」って言ってて、立ち寄ってみました・・・(多分そうだったと思う。もう忘れちゃった)

最初の感動はもう忘れちゃいましたが(笑)、その後もせっかくならシューペイザンヌを買いに行くか~と買いに行くぐらいには好きです。

シューペイザンヌっておいしいけど食べたら終わっちゃいます。

これが物質的な楽しさです。

ここでもう一つ別のお話です。

いつもいろいろと教えて頂いている八王子のTSさんが最近、地元の歴史を整理した冊子を作り上げられました。

普通は行政とかが編纂をすると思うのだけど、町内会規模の地域史みたいなもので個人がまとめ役になってやってました。

私は市役所の職員でしたので、こういった作業がどういう感じで取り進められているのか「組織的」には知ってましたが、任されたとはいえ個人でやるとかすごいな・・・と思ってました。

引き受けた経緯は流れでそうなった感じみたいですが、なかなかに大変そうです。

でも、1年掛けて(あれ・・・一年だったかな、どうだったかな)、コツコツ町の人に話を聞いて、裏取りを出来る範囲で行いつつ、積み重ねていったものが「冊子になったよ~!」と先日教えてくださいました。

その話を伺って「1部!町内会配布分ぐらいしかないと思うけど、1部!」とお願いをしました。

知り合いだから欲しかったわけじゃ無いですし(地域史を欲しいとはなかなかならないと思う)、1年前であれば縁もゆかりも無い土地のお話です。

そんな私も今は裏高尾にある千代田稲荷神社さんのご縁を頂いて、地域史の舞台となる場所と関わりが出始めました。

「だから冊子となった地域史が欲しい」わけじゃないです。

歴史は大事だと思っていますが、今住んでいる荒木町の歴史ですらほとんど知りませんし興味もあまりないです。

住んでるのにね(笑)

まだ地元の人との繋がりがほとんどないからかもしれません。

冊子が欲しいと思った一番の理由は「作った人を知っていること、完成に至るまでの経緯や背景を知っていること」です。

それに加えて関わりが生まれた土地だからその土地について知りたくなったことを考えれば、欲しくならないわけが無いです。

これが心の満足感です。

心の満足感が生き様から浮かんでくる

その人の生き様を知り、土地を知り、自分の状況を知る、これが楽しいのです。

シューペイザンヌもおいしいし楽しいのだけど、シューペイザンヌが作られた背景とかを知ることが出来れば、物の満足から心の満足に切り替わっていきます。

一体何の話をしてたかな・・・あぁ、人は答えを既に持っているという話でした。

「どうしたいですか?」「望んでいる事は何ですか?」ということを掘り下げるのは、その人の「今」が作られた経緯や背景を知ることが出来るからです。

経緯や背景が分かってくると、その人が望んでいることが浮き彫りになってきて、その人に必要な答えも一緒に浮き彫りになってきます。

本人は気がつきにくいですが、伺っているこちら側からすれば明らかです。

この道筋がその人にとっての「心の満足」です。

心が満たされると全てが楽しくなりますし、嫌なことがあってもすーっと消えていきます。

私がやっていることってこんな感じの事です。

占ってはいるのですが、必要な答えは相談者自身が自分で明らかにしていきます(笑)

たまにご自身が気がつかないことがあるから、それを伝えることはあるけれど、基本的には自分で気がついていく作業です。

こういう姿ばかり見ているので、私の占いって何だろうなって思うのだけど・・・。

相談者はみんな「うまくできるかな~」「大丈夫かな~」「不安だな~」といったことを気にされてます。

これが「物」に縛られている状態です。

何も心配しなくて良いのに、物理的な安心感を求める事に意識が向きすぎていて、自分で自分を不安にしてます。

「でも不安じゃないですか!」ってなるんだけど、それは「私は何を望んでいるか分かっていないんです」と私に教えてくれている状態です。

だから、「どうしたいですか?」「占いはちゃんとやるから、単純にどうしてそのように思うのか教えてください」と、「あなたの心」に問いかけるんです。

問われたあなたの心は自動的に反応して、答えを見つけ出そうとします。

普段あまり考えたことが無い人もいます。

占い師に相談する時に「これから先、大丈夫かどうか」を気にされる人はたくさんいるけど、「〇〇をしたい」「〇〇でありたい」と言葉にされる方は少ないので、私から伺うばかりです。

私は伺ってばかりですが、全ての人が「希望」を持っています。

聞けば考えて答えてくれるからです。

「幸せになりたい」という漠然とした希望であったとしてもです。

そして、「どうして幸せになりたいと思うのですか?」と問いかければ「ん~、え~と~」と言いながら一生懸命答えてくださいます。

あなたの想いを掘り下げて行くと、前から持っているけど分からなくなっている本当の答えにたどり着くようになっています。

本当の答えだと何故分かるの?

本当の答えにたどり着くと心が軽くなるからです。

たどり着くまでには時間が掛かることもあります。

でも、必ずたどり着きます。

たどり着けば、後は「軽くなった心に沿って動けば良いだけ」になっています。

だから私は「みんな答えは既に持っている」としか思えないのです。

そして、その答えは必ず「幸せ」に繋がるようになっています。

心が軽くなるということはそういうことだからです。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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