眠ることは出来るけど、夜中に罪悪感で目が覚めてしまうことがあるかもしれません。
言いようのない怖れ・不安、それらが入り交じった罪悪感に襲われ、どうしようもなくて眠れない・・・。
奇跡講座を読んでいたら、聖霊に預けることで自体を切り抜けようとするかもしれないです。
それで楽になる・・・というのは本質とは少しズレます。
いえ、それで楽になるなら、それが一番良いです。
夜中に罪悪感で目覚めることが繰り返されると、それは習慣化され、いつしか「夜中に目覚める怖さ」を感じながらも、聖霊にお願いしながら、いつか目覚めなくても済む時を待っているなら、まずは本質の整理から始めます。
聖霊に預けて楽になるというのは本質から少しズレているとお話しました。
「今感じている罪悪感を聖霊に預けます」としている場合に「ズレる」という意味合いです。
大事な事は「この罪悪感を感じているのは何故か?」という自分への投げかけです。
罪悪感を感じるのには、そこに原因があるからです。
原因が無ければそもそも罪悪感を感じることも出来ません。
罪悪感は「結果」でしかないのです。
結果に対して「結果を無しにして」と聖霊に投げかけても、自分の中ではその矛盾に気がついていますので、効果を感じられない人にとっては当たり前の帰結です。
本質とは「罪悪感を感じる原因を知る」ことです。
実は罪悪感を何故感じているのかと掘り下げて行くと、これは罪悪感を感じ理由にはなり得ないと気がつく場合があります。
自分で「罪悪感を感じたいと思っている」に過ぎない場合も多々あります。
罪悪感とはそれほど「自分が生み出している存在」でもあるのです。
でも、夜中に罪悪感で目が覚めるあなたは「罪悪感を作りだしている自分自身」には意識を向けず、罪悪感に意識を向けてしまうのであれば、その罪悪感は聖霊に預けても消えませんし、消える理由もありません。
ここに気がつけるかどうかです。
まずはこれが罪悪感の理屈の部分です。
現実には「夜中に罪悪感で目が覚めてしまうことが習慣化している」この状態に対して、どのようにアプローチをしたら良いかです。
罪悪感は思考の不具合みたいなものです。
不具合を望んで掛かる人など居ませんが、知らない間に辛い状態になっています。
たまの不具合なら回復力があるので大丈夫ですが、不具合が習慣化すると自分の状態に気がつきにくくなります。
だからこそ、「なぜ自分は罪悪感を感じているのだろう」と自分に投げかけることが必要になります。
自分の罪悪感に一つずつ向き合う事で、一つずつ罪悪感の原因がハッキリしていきます。
罪悪感そのものに意識を向けるのではなく、罪悪感になっている原因そのものに意識を向ける作業です。
これによって罪悪感の正体が明らかになり、少しずつ楽になっていきます。
「あ~、これは罪悪感だと思っていたけど、勘違いだった」というのが起きるからです。
本当の罪悪感というものは存在しません。
それはコースにも書いてあると思います。
罪悪感は自分が創り出しているものである限り、本物はあり得ないからです。
そして、罪悪感は自分以外では創り出せないものです。
答えは明白だけれど、罪悪感に対するアプローチの仕方を知らないと、罪悪感を何とかしようとしてしまいます。
罪悪感という結果に意識を向けるのでは無く、原因に意識を向けることです。
これが思考の不具合を調整する一つの方法です。
そして、これだけだと最初は上手くいかないかもしれません。
そういう時、罪悪感で目が覚めたら、おもむろに腕立て伏せとスクワット、可能なら散歩に出かけるのも良いです。
つまり、「身体を動かす」のです。
罪悪感は「思考の不具合」であり、罪悪感に意識を持って行かれてしまいます。
この時に身体を動かすと、意識が「身体」に向きます。
人は同時に2つのことは出来ないようになっています。
そして、能動的な方に意識は向くように出来ています。
運動は、自分から動こうとしない限り出来ません。
自分から動こうとする結果、意識は運動に「強制的」に向けさせられます。
負荷が大きくなればなるほど、罪悪感を感じ続けることは出来ないのです。
そして、一瞬でも罪悪感から運動に意識を向けると、罪悪感のとらわれが緩くなります。
罪悪感で目が覚めてしまう度に、運動をすると良いです。
徐々に徐々に罪悪感のとらわれが緩くなり、罪悪感を感じる感覚が楽になっていきます。
人は罪悪感を感じたときに何とかしようとしますが、「罪悪感」を何とかする必要はないのです。
これまでお話をしてきたように、意識を向けるのは罪悪感ではなく、「なぜ罪悪感を感じているのか、その原因は何か」といったほうに意識を向けるか、運動に意識をむけることです。
罪悪感で目が覚める度に繰り返していけば、徐々に目覚めなくなります。
目覚めても苦しさは楽になります。
罪悪感とは本質を捉えると消えていく存在です。
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