大凶方位の五黄殺や暗剣殺、歳破に行くと「死ぬ・大病する」という占い師がいます。
私の方位鑑定では、五黄殺・暗剣殺・歳破(さいは)であっても、死ぬとか事故にあうとか、大病すると断言する結果をお伝えすることはありません。
これは過去の占いの結果が理由にあります。
ただし、凶方位に行くことが、死ぬとか事故にあうとか大病するとかという、「きっかけ」になっている可能性は否定できません。
五黄殺に引っ越したからといって死ぬことはありませんが、「引っ越した事実」がしんどい状況に繋がってしまうことがあるからです。
本当の現実
昔、私は鑑定を依頼された方の全ての引越し履歴を鑑定していたことがあります。(現在は直近の1~2件が多いです)
今のように直近の数回分ではなく、分かる範囲の引越し履歴全てをお知らせ頂き、その全ての運気の動きを占っていました。
1回の鑑定依頼で40件を超える引越し履歴を鑑定していたこともあります(大抵は5件~10件程度)。
それらの方位鑑定の結果と相談者の現実をすり合わせたことで、大凶方位の影響度合いと現実が分かるようになりました。
これらの経験から五黄殺などの大凶方位に引っ越したり旅行をしたからと言って、死ぬことは無い事が分かっています。
その一方で人によって大凶方位の影響が強く出る人もいれば出ない人がいることも分かっています。(参考:「凶方位は絶対だめなの?どうにもならないの?」)
「現実」は様々な要素が重なっている
相談者の方位の影響度合いを見極めるために過去の引っ越しや旅行歴を鑑定することは、今でも大事な占いのポイントになっています。
そして、五黄殺などの大凶方位の影響が強く出る人であっても「必ず」死ぬ・大病する・事故にあうわけではありません。
病気をしたり離婚したり、倒産したりといろいろと問題が起きることはあります。
でも、それは「大凶方位に引っ越したから!」というほど単純ではありません。
大凶方位の積み重なりと運勢の上下、現実の浮き沈みが繋がったとき、大変な状況になっています。
大凶方位でも他の何かが良ければ「問題が起きにくい」
問題が起きる状況にあっても「何かの要素が抜けること」で、ぎりぎりで何とかなっているケースの方が多いです。
つまり、大凶方位だけでどうのこうのと、わざわざ言う必要は無いのです。
私の占いは方位鑑定を軸にしていますが、大凶方位を軽んじているわけではありません。
問題が内在している可能性は否定できないからです。
ただ、大凶方位だからと死ぬとかは、おかしいということです。
大凶方位とは運気(現実)の低迷を意味します。
現実が悪い中で大凶方位を選ぶとしんどい
不運とは運気・運勢の低迷の積み重なりであり、その結果、現実に影響を及ぼします。
現実は様々な要素が複雑に組み合わさっていて、大凶方位だからという一点だけでどうのこうのはありません。
だからこそ大事になるのは「現実はどうなのか」です。
今注意をした方が良い状況にあるならば、大凶方位を選択した状態は問題に直結するかもしれません。
でも、運気は様々な形があります。
大凶方位から受ける影響以外から良い影響を引き出していけば、問題にならないこともあります。
これが不運の積み重なりを解消するコツになります。
不運は何かの要素が欠ければ現実にならないことが多いからです。
長年積み重ねた運気の低迷は要注意
運気の低迷も長年続くと、ちょっとしたきっかけで不運が現実化することがあります。
それを避ける為に現実との折り合いを上手につけていくようにします。
そのためには占いだけではダメですし、現実を優先するだけでも難しいところがあります。
占いと現実をすり合わせていくことで問題を起きにくくし、良い状況を作り出していきます。
大凶方位なら大凶方位で出来る事を積み上げていく、それが最善の手になることも多いです。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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