私は西谷泰人先生の中退門下生ですが(笑)、西谷先生の方位学について聞かれることがあり、その中で聞かれるのが子供の九星が本命星(ほんめいせい)か月命星(げつめいせい)かついてです。
西谷先生は大人でも子供でも本命星で方位の吉凶を占っていらっしゃると思います。
一方で私は子供に関しては、基本的に月命星で占う事が多いです。
占い師によって本命星・月命星の扱いが変わる理由
本命星、月命星とは九星気学や方位学で使う九星(きゅうせい)のことを言います。
私が子供を月命星で占う理由は、子供のうちは本命星よりも月命星の影響が強く表に出ているためです。
九星に分けて性格を占っていくと自然とハッキリします。
占いの基準に当てはめるだけでなく、現状に合わせて占いを進めていくとこうなります。
人は九星から受けている影響が表面化している傾向があるので、性格占いをしていくとその人がどういう影響を受けているかが見えてきます。
また、本命星を人間としての生き方、自我の確立した本来の自分の使命を果たす存在とすれば、月命星とは人間としての内面、自分の心(根幹)を形作っていく存在となっていきます。
子供のうちに自我の確立は難しいため、ほとんどの場合は月命星(自分の心の形成)の影響を受けていることが多いです。
性格占いで判断される月命星
月命星の影響が薄くなり本命星に移行するのは、多くの場合、自活出来る程度の年齢になった頃で「何歳」という区切りを付けるのは難しいです。
※便宜上、〇歳と区切りをつけている占い師も多いです
以上のような感じで、私は星による影響の度合いと現実をすり合わせをすることが多いです。
ただ、子供の場合は方位の影響を受けるよりも、大人の影響、親の運気に強く左右されます。(参考:「子供の運を上げたいと思った時」)
このためにお子さんの吉凶方位よりも、圧倒的に親御さんの吉凶方位を重視した方が良いとお伝えしています。
この辺も占い師によって意見が分かれるところで、現実優先か理論優先かになってきます。
運気は家族で共有する
自我が強くなり、「自分」が強く表に出てくると親御さんの運気から外れてくるようになりますが、それまではお子さんの方位をそこまで意識しなくても良いです。
もちろん、受験や留学など子供の人生にとって大きな影響を与える選択の場合は、その時の状況で本命星を考慮する場合もあります。(おそらく西谷先生の場合は本質を重視して、本命星で占っていらっしゃるのではないかな~と想像してます)
家族で引っ越し・旅行をする場合に、いろいろと気になったりすることもあると思います。
本命星か月命星かと正解を探したいときは「現実がどうなのか?」を軸にして、余裕があれば占いのルールを考慮するぐらいがよいです。
最終的に現実がうまい具合に回ってくれることが、占いを活用する目的です。
子供が本命星か月命星かについては、なぜその情報が必要なのか、その重要度と現状で変わります。
気にしても良いですが、他に気にした方が良いものがあるなら、そちらを優先した方が有益かな、という程度の「気にしても良い度合い」です。
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