方位的には「凶方位に行くなら物事が悪い方に向かっている可能性がある」と考えます。
そういった中で凶方位に引っ越しや旅行をする時に、「方位除けは効果がありますか?」という質問が出てきます。
「吉方位旅行や吉方位に引っ越しをすれば、凶方位への旅行や引っ越しは大丈夫ですか?」という質問もあります。
一応「行かざる負えない状況の凶方位以外は止めた方が良いのでは?」となります。
たとえば、方位除けの場合、「今回の凶方位への旅行や引っ越し」に対するお祓いをします。
方位除けはお守りとして影響力を持っています。
ただし、「方位除けをすれば凶方位に行ってもOK」というわけでもありません。
凶方位に行くこと自体が変わっていないからです。
凶方位に行く選択自体が「良くない流れ」を暗示しているとみるためです。
九星気学・方位学は「移動」で運気・運命の吉凶を見極める占い
方位除けや方災除けは意味があります。(参考:「方位除け・方災解除は凶方位の引っ越し・旅行に効果がある?お守りの意味は?」)
でも、凶方位に対して考えたとき、厄除けをすれば凶方位にいくら行っても問題ない、という話ではありません。
運気・運命を「方位」という基準で判断をしているからです。
占いには判断基準がいくつもありますが、移動の吉凶で運気・運命を占うのが九星気学や方位学です。
移動以外にも運気・運命を占う占いはたくさんあります。
このどれを採用し重視したら良いかを見極めることも、占い師の仕事です。
単純に凶方位という基準だけで判断すると、「凶方位に行かない」という選択肢しか出てきません。
でも、人生は移動だけの影響で決まるわけでは無いので、他の可能性を引き出し比較していきます。
「凶方位で定まる運気の流れをコントロールする」というのはこういうことです。
凶方位に対処するために、気学以外の基準で幸運を呼ぶ
九星気学・方位学は「移動から未来を読み解く」占いです。
このため凶方位に引っ越した後に吉方位に行けば大丈夫、というほど単純ではないです(行かないよりは良いです)。
方位の影響がどの程度あるのか、実感はあるのかどうか、なぜそこに行こうとし、今はどういう状況にあるのかなどを、占う中で整理していきます。
凶方位の影響に気がつける人で、凶方位に引っ越しをする必要がある場合は、吉方位で流れを変える事も考慮します。
それだけでなく、方位占い以外で運気を良くする手法もとります。
凶方位は方位占いの基準ですので、ほかの基準で凶方位の流れを変えてやれば、結果的に凶方位の影響を弱く出来ます。
もう一つ、「凶方位に行くからといって吉方位に行っても流れが変わりにくい」とお話する理由は凶方位に行く原因に対処していないからです。
問題を起こさせないことが大事です。
もし、すでに問題が起きている場合は、吉方位に行くだけでは足りないです。
複雑ですがこの辺を勘違いしやすいです。
凶方位であっても問題に対処が出来れば楽になる
方位は「その方位に行く事で流れが確定」ってことですので、吉方位に行くことも適当にやれば適当な流れが確定するってことです。
良いと思ってやっているのに、お金の無駄でただ金運を失っている可能性も出てきます。
吉方位に行っているのに金運を失うなんて勿体ないです。
方位除けや凶方位の後の吉方位は予防や対処のためにやっていることで、本当に問題があるなら原因に対処する方が優先されます。
仕組みが分かると凶方位だからと怖がりすぎなくなります。
占いは良いか悪いかではなく、55対45でトータル良いというほうが幸せを実感しやすく、毎日が楽しくなっていきます。
凶方位の影響が怖すぎるとか、何とかしなければ不幸になるとか、そういう風に考えてしまっているとしたら、一度、実際にどの程度現実に影響を受けているか振り返った方が健全です。
いつも読んでくださってありがとうございます♪
【一緒に読んでみてください】
・「凶方位は絶対だめなの?どうにもならないの?」
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