人は本来、「本命星や月命星(このほか日命星などもある)の影響を常に受けている」と九星気学や方位学では定義しています。(性格もこれらの影響をうけて、判断したり行動したりすると考えられています。)
本命星には本命殺・本命的殺、月命星には月命殺・月命的殺という凶方位があります。
それぞれの凶方位はそれぞれの星が入る方位に影響を与えます。
ただ、方位を占う場合、私は本命星で方位を見る事が殆どです(子供は月命星)。
本命殺・本命的殺は考慮しますが、月命殺や月命的殺は子供以外は考慮から外しています。
これは「月命星」の影響が無いという意味では無く、本命星の影響が「その人の人格と運命を形成する上で強い」と鑑定の経験上、実感しているためです。
大人は本命星が影響を受けていると実感できるので、本命星(子供は月命星)を重視するということです。
方位の影響や効果が気になると、この本命星や月命星のことも気になってくると思います。
本命星や月命星には意味がある?
私自身、占いをするときには本命星を最も重視しますが、年齢や状況によっては大人であっても月命星を参考にすることがあります。
その人の人格を見る場合、本命星と月命星の特性を意識することもあります。
九星はそれぞれに意味を持っていますし、その九星から影響を受けているのであれば、性格にも反映されます。
九星の影響を受けているのであれば、凶方位となる本命殺・本命的殺、月命殺・月命的殺にも影響があります。
実際、九星の性質に近い感じで人の性質が出ていることが多いです。
主に月命星は若いころに強く作用し、本命星は大人になる頃から強く作用します。
若い頃には月命星(月命殺・月命的殺)を重視し、社会との関わりが多くなってきたら本命星を重視する
大事な事は、なんでも鑑定の基準に入れれば良いのでは無く、必要なときに必要な分だけ取り入れる事です。
方位を見る時に両方(本命星と月命星)を重視する占い師もいますが、私は本命星(大人の場合)を重視するとお話をしました。
理由は、何を選択し何を排除するかという「影響の優先順位」があるためです。
占い師にもよりますが、私は方位の影響が強いか弱いかで、その要素を取り入れるかどうか判断します。
私は相克(そうこく)や相生(そうしょう)といった基準を方位鑑定では重視していません。
それらの持つ方位の影響が、五黄殺や本命殺などの大凶方位と比べて「弱い」と感じるからです。
影響の弱さで「方位の影響は無い」と判断する
方位を見るときに、大人で月命殺や月命的殺は基本的に考慮しません。
私の方位鑑定は「最も方位の影響を受けやすい環境」を見つけ出すとともに、出来るだけ楽しめるように効果的に方位を使う事です。
あれもだめこれもだめでは、どうにもならないです。
目的に合わせて方位のポイントを絞ることも占い師には必要です。
だからこそ、避けなければならない方位だけは出来るだけ避け、後は他の要素を取り込んで運気の状態を良くしていきます。
大凶方位を避けることがまずは第一だけど
大凶方位の影響を避けることが出来れば良いですが難しい場合もあります。
凶方位を避ける事が難しい時は、落としどころを探していきます。
方位盤の年盤は大凶方位なのに、月盤が吉方位だから旅行・引っ越しをしても良いとか、月盤は大凶方位だけど年盤は吉方位なので大丈夫、というのは基本的にないです。
通常は大凶方位が入る場合は避けるように鑑定をします。
年盤は吉方位だから大丈夫というのではなく、トータルで出来るだけ良い落としどころを見つける鑑定になります。
良い落としどころが見つかると、たとえ方位的に凶方位が入っていたとしても、現実は良い感じに問題無く過ごせることが多いです。
本命星や月命星に関連する凶方位も五黄殺や暗剣殺などの凶方位も、「避けられる」ならそれが一番良いです。
でも、それが無理なこと不可能なケースも多いです。
そういう時のために、影響の強い順から見極めていき、現実の落としどころを探していきます。
100点の引っ越しにならなくても、51点以上の引っ越しに出来ればプラスがマイナスを上まわっていますので、思いのほか何とかなっていきます。
占いも現実も全部を含めて見ていきながらどうしたら良いかを考えた方が、良い未来に繋がりやすいです。
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