引っ越しや旅行で「移動の方位に影響があるの?」と疑問や不安を持つ人がいます。
気になってネットで調べてみると、怖いことを書いてあるケースが多く余計に不安になります。
今回は「実際のところどうなのか?」というお話です。
引っ越しや旅行の方位でチェックする項目は、まず年盤と月盤です。
よく分からない人もいると思いますが、とりあえず「年盤:ねんばん」と「月盤:げつばん」という鑑定基準があると思ってください。
この年盤は後々大きな影響を、月盤はすぐに大きな影響を及ぼすという考え方が、よくある理解の仕方です。
年盤が後、月盤が先の影響
今回は分かりやすく、年盤が吉、月盤が吉と、年盤が凶、月盤が凶という2種類だけでお話をします。
年盤・月盤ともに吉方位に引っ越しをすると、何事も順調に物事が進みやすくなることを意味します。
ただし、人によっては順調だったのに急激に落ち込む場合があります。
気学・方位学的には、それは今やっていることを継続しない方が良いという意味合いを持ちます。(またはこれまでの帳尻合わせ)
ケースとしては、無理を重ねて体や精神に大きな負担が掛かっているような場合で、年盤・月盤吉で引っ越しをすると「がくん!」と落ちます。
落ちることによって、これから先に起こるであろう大きな災難を避けさせようとしている状態です。
では、吉方位に引っ越した場合に、吉の影響を受ける人はどれくらいいるかです。
方位の影響は、程度の違いはあるけど受けている?
吉方位の影響がどのぐらいあるかというデータはありません。
鑑定の経験上になりますが、方位の影響を受けやすい人の程度の差はあるとはいえ、第三者から見ると多かれ少なかれ影響を受けているように見えます。
また、方位の影響を受けやすいかどうかは、過去の引っ越しや旅行を鑑定することで分かります。
無意識に吉方位に引っ越したほうが、運気の上がり幅は大きいです。
良い流れに自然に乗っているほうが勢いがあるって感じです。
意識して吉方位に引っ越した場合は、意識的に方位を活用することで無意識に近いぐらいになります。
凶方位は「選択の仕方がよくない」ことの表れ
一方で年盤・月盤凶の場合はどうなのかです。
分かりやすい事例は「いらいらが増える」「喧嘩が増える」です。
これは凶方位に行くと多いです。
いらいらしやすい傾向があり、急に感情的になったり、気持ちが高ぶって自虐的になったりします。
喧嘩・イライラが増すということは、常にトラブルの種を撒き散らしていることに繋がります。
トラブルの種はすぐには芽を出しません。
状況によっては芽を出さないで済むことも多いです。
しかし、凶方位の場合、芽を出しやすい環境を自分で作るため、後になって余計に面倒な状況を引き起こします。
これが厄介です。
五黄殺に行くと死ぬ、暗剣殺にいくと事故って死ぬとも言われますが、この原因は、そこに至るまでにトラブルの種を撒き散らした結果、凶へ行くというタイミングでどつぼにはまる可能性を暗示するためです。(死ぬわけでは無い)
凶方位に引っ越す時は流れを変えた方が安心出来る
五黄殺に行くから死ぬとかではなく、そこに至るまでにトラブルを積み重ねてしまっていることがリスクです。
喧嘩ばかりしていればトラブルの種になります。
嫌な人になりたくないのに、嫌な人になってしまえば、本人が望まないけれど環境の悪化を引き起こします。
方位の影響とは見えない何かというよりは、「人生の流れ」を外側から分析している感じです。
凶方位に引っ越しをすることは、悪い流れに飛び込もうとしているのを「教えてくれている」ということです。
この辺が分かっていると凶方位の影響を怖がるよりも、石橋を叩く感じで現状確認をしていけば大抵の事はなんとかなることが分かってきます。
いつも読んでくださってありがとうございます。