2024年がスタートします。
初夢について例年触れているお話です。
おみくじや初夢のような初物は、「先々を暗示する」という意味で占いと同じです。
ここでは夢の内容そのものではなく、初夢をどのようにとらえたら良いかをお話しています。
夢の内容は別途調べてください(笑)。
まずは初夢について触れていきます。
初夢はお正月だけの特別イベントになるため、普段、全然気にしないものですが、調べれば調べるほど、初夢と占いはよく似ています。
まずは理屈をお話するので、知識から仕入れてください。
初夢の背景が理解出来ると、初夢の価値も理解しやすくなりますし、楽しむためのヒントにもなってくれます。
「いつの夢が初夢なの?」は毎年恒例の話題
初夢は大晦日(おおみそか)、元旦(1日1日の午前)、二日、三が日のどの日も正解、実は2月4日(年によって前後有)の立春も初夢に該当します。
地域差もあるのですが、よく出てくる初夢に該当する日は、元日から2日目に掛けての夜に見る夢のことを、初夢という傾向にあります。
でも、ぶっちゃけ大晦日から元旦でも、二日から三日目の夢でも初夢です。
こうなっている背景は「その時代で新しい年の節目となる最初の夜が初夢の基準」になっているからです。
だから「立春(2月4日頃)」も初夢に該当すると判断します。
文献での初夢の初出は、鎌倉時代の『山家集』である。そこでは、暦上の新年とは無関係に、節分から立春の夜に見る夢を初夢としている。この時代は、初夢に限らず、立春を新年の始まりと考えることが多かった。
立春は東洋占術では占いの節目になることも多いです。
私が使う九星気学・方位学、四柱推命、風水・家相なども立春を基準としています。
いわゆる四季の変わり目です。
そのため東洋占術を使う占い師は、立春が新年っていう感じで解釈をしている人も多いです。
私は現実の社会の動きを重視するため(与えてくる影響が強いので)、それぞれの占いの節目は大切にしますが、基本的に年末年始が一番のイベントになってます(笑)
また、世間的には大晦日の12月31日、元旦が年の変わり目として認知されているので、一般の人の初夢の解釈も2月ではなく元旦を節目にする方に移動しています。
初夢は、その時代で強く認知されている時期を示す
ちなみに1月1日が新年となったのは1873年です↓
1873年 – 日本で太陽暦を採用。旧暦の明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日になる。
大体これぐらいの時代から初夢の日付の解釈が混ざり合って、ちゃんぽんになってたはずです。
もともと「夢」というもの自体に神秘性があったために、「初夢」にも価値を持たせるようになりましたし、だから大事だっていう話です。
「初夢」とはいつ見る夢をいうのか。聖徳太子の「夢殿」があるように、古代においては夢は神聖な体験だった。「夢合わせ」という夢解釈理論や、中国伝来の「夢書」という夢解き書もある。どうやら夢とは勝手に見るものではなく、神仏によって見せられるものらしい。鎌倉時代の西行法師著「山家集」に、「初夢」とは立春の朝の夢と記されている。
※暦に関する豆知識(日記帳総集編)(2016年5月リンク切れ)
夢は「一般人のものではない」から始まり、時代の流れで「節目の吉凶を見極める」ために活用され今に至る
初夢は、昔の普通の人は気にせず、世の中を占う人が意識していた感じです。
それが今は普通の人にも馴染みが出るぐらい広がっています。
だから、「初夢をいつ見るのが正しい?」という答えは、あなたが「初夢はこの日だよね」って思っている日(思った日)です。
占いで重要な事は「どこに自分の目安を置くか」で、それをはっきりすることが出来れば、初夢にも意味が出てくるのです。
この手法はタロット占いなどにも共通するのですが、何をどのように条件設定をするかで、出てきた答えの解釈が違うだけでなく、現実にも影響してくるとみます。
初夢も「この日の夢が一年を暗示する」と自分の中で設定すると、自分の中でこの日の夢を一年の暗示させるような夢に変えてくるというイメージです。
昔は2月3日から4日に掛けて、つまり、節分から立春に掛けて見る夢が初夢でした。
いま、そんなことを気にする人は少ないので、今はこのタイミングを初夢として受けとめるのは難しいです。
大抵は元旦から2日に掛けて見る夢だと思っていると思います。
そういう人はそれが正しいです。
2日から3日っていう人はそれもOk。
大晦日から元旦っていうのもOkです。
地域性もありますし、正解は自分の中にあるため「これが正しい」って思い込む方に無理があります。
この正解は「身のまわりで世間的に思われていること」です。
初夢は地域性・知識で受け止め方が変わります
なんとなく「この日が初夢だよね」って思っている日に見る夢が一番大事になります。
占いの世界でも同様で「ここが大事なポイント」と理解している人には、目の前で起きている現象は意味があると解釈します。
ところが意識していない理解していない人にとっては、関係があっても認識できないので関係無いです。
吉方位旅行などでも同じです。
私からみると「おお~!」って感じだと分かるのに、本人は「え?」という感じになることがあります。
これでは運を良くしても、幸運をつかみにくいです。
占い師の役割は、良い状態にあるなら「良い状態にあるよ」って伝えてあげることですし、悪い状態なら悪いって伝えてあげて「じゃあ、こうしよう」って改善策を伝えることです。
初夢を意識して見ることも、そういう意味では大事になります。
初夢を見るなら前の晩23時前に寝る
日付の変わり目は東洋占術では23時~1時としていることが多いです。
「節目」をしっかり意識するならば、自分にとって「新年はここ!」という前の日の23時前には寝て見る夢が予知夢に近づく初夢になります。
厳密に言えばこういう感じですが、早寝をした方が良いというイメージで大丈夫です。
そして、ここからが大事なポイントになります。
初夢の縁起物は時代や解釈で変わります
初夢に富士山をみるとか、なすびを見ると良いとか、いろいろとあります。
これは「その時代の縁起物」です。
縁起物だから、縁起が良いモノが「節目の夢となる初夢」に出てくると「新しい節目は良い年になる」というものです。
これは私が年始の動きで今年の流れをお話しているのと同じです。
「節目をみて、暗示を読み取る」ということです。
このときに大事になるのは、何が良い夢で何が悪い夢かです。
今は夢占いの本を参考にされた方が良いです。
人にもよりますが、「富士山が縁起が良い」と思っていない、あるいは印象がない場合、夢に出てくる可能性は低いです。
夢はその人に関わりがあるものが出てきやすいですが、関わりのないものを見たとしても理解しにくいためです。
もちろん、「初夢の見方!」みたいな感じで、あれこれと知識を仕入れ、富士山や鷹やなすびをみれば縁起が良いんだ!って理解出来ていればその限りではないです。
初夢効果を大きくするために
初夢は吉凶占いの意味合いが大きいです。
ただ、占いはそもそも良い悪いだけの判断をしません。
良いモノはさらに良く、悪いモノは効率よく避ける、これらの方法を示すのが占いです。
だからこそ、悪夢を見た場合は夢の意味を理解するように努めます。
そういうときに夢の本などが役立ってくれます。
なんでネットで調べた方が良いよって言わないかというと、本の方がきちんと校正(チェック)が入っているからです。
悪夢を見たらその日の午前中のうちに誰かに話すと良いという話もあります。
それが良ければそれでも良いですが、誰かに話しながらも「どういう意味かな」と調べることです。
そして、調べたことを書き留めておいて注意すること。
節目であるなら、意識することで良いことはより良く、悪いことは避けやすく出来ます。
話したりすることも、きちんと調べて書き留めたりすることも、意識的に対処することになります。
そうすることで「初夢効果」をより大きくしてくれます。
初夢効果とは、節目を意識することで不運を避け、幸運を呼び寄せやすくする意味合いで私が今作りました(笑)
願いを叶えるための初夢の見方
意識的に運を引き寄せる為に願っていることを寝る前に書き留めて、枕元に置いておくというのも良いです。
これはタロット占いに近いやり方で「その問い(願い)」に対して「夢で回答をえる」ものです。
これは現象占いで私自身もよくやりますが、何かをやろうとして起こる出来事でその物事の吉凶を見極める方法でもあります。
初夢という節目の夢だからこそ、意識的に活用できます。
夢の内容がその願いに対する暗示であったり対処法だったりします。
普段でも使えますが、夢に対して意識が強いときほど効果的です。
初夢は「何が正しい」ではなく、自分にとって「初夢はこれ」が一番大事なのもこのためです。
それが新しい年を暗示しています。
新年という節目を使うと、この「問い・答え」というやり方の影響力も大きくなります。
初夢も一つの縁起物で有り、開運アクションの一つです。
是非、楽しみながらゆっくりと寝てみてください。
いつも読んでくださってありがとうございます♪
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