↑写真は静岡で撮りました。静岡のタンポポ!
「音痴でも罪悪感は生まれない。あはは」の中で罪悪感の話を以前しましたが、まあ笑い話です。笑
突然わき起こる負の感情、不安や自分を責める気持ち、周りを責める気持ちが罪悪感です。
この罪悪感は罪を意識する感情で、自分や他人を責めようとします。
罪を意識する感情は何なのか?を考える余裕があれば良いのですが、自分や他人を責める気持ちで一杯になってしまうとそれどころではありません。
罪悪感は考える事すら奪い取ってしまうのが特徴です。
しかも感情の話なので、罪悪感を感じる気持ちに対処するには時間が掛かります。
感情は自分を振り回す影響を持ちます。
突然わき起こる罪悪感の影響を受けると、必ずネガティブに心が動き、自分や他人を責めます。
そして自分か他人を攻撃しようします。
罪悪感から幸せを感じるのは難しい
罪悪感は自他を攻撃するので、幸せから遠いところにある感情です。
「罪を意識する感情(自分や他人を責める感情)」は常について回るしつこい感情です。
私は自分のルールに反したものを「罪」と認識していると考えています。
このルールは自分の外側の影響を受けて設定するので、罪の意識は作られたものです。
罪の認識は人によって変わるので、「罪の感情」は非常にあやふやな存在です。
罪も罪の意識を持つ感情も、自分の中でどう思っているか・思おうとしているかで変化します。
感情は常に変化し「本当」を覆い隠すけれど
感情は常に変化するので、感情が感じる罪も罪の意識も常に変化をします。
罪悪感もくるくると変化をしますから、意識を向け続けると苦しくなります。
これまでであれば、苦しくなる罪悪感から逃げる、打ち消した方が良いと考えていました。
ネガティブな感情に意識を向け続けた先に「幸せな人・幸せになる人」はいないので、「罪悪感(負の感情)は切り離した方が良い」という意識を持っていたからです。
しかし、「罪悪感の必要性」もあると今なら思います。(参考:「否定や拒絶は自分のため、未来のために必要なやつ?」)
罪悪感を感じるしかない状況の人がいます。
罪悪感を受け入れてしまう人、望んでいないけど受け入れてしまう人です。
罪悪感を感じている時は感情に振り回されている状態なので、自分自身が分からなくなっていきます。
そして更にパニックになります。
自分や他人を責める罪悪感をどうすれば良い?
心がざわついた時に罪悪感がどこから来ているのかを考えます。
どういう出来事があって、
何に罪悪感を感じているのか、
果たしてそれは本当に罪悪感なのか?
それは今の自分に必要な感情なのか?
罪悪感は思い込みから生み出されてきます。
罪悪感は一度解消しても何度でもわき上がってきます。
そういう習慣性を持つのが罪悪感です。
だから、罪悪感を感じる度に、罪悪感がどこから来ているのかを考えます。
罪悪感は自分を正当化させる
全ての罪悪感は「今、どうしようもないこと」から生まれています。
どうしようもないのに「どうにか出来なかったか!」「どうにか出来ないのか?」と自分や他人を責めるのです。
罪悪感によって自分や他人を責めていますが、それは自分を守ろうとしているということです。
罪悪感は思い込みと言いました。
思い込むことで自分(または他人)が悪いことを確定し、それ以外を考えないようにして自分を守るのです。
周りの人から見たら「大変だな~」と感じる場面ですが、そういう時もあるので今はそれで良いです。
罪悪感が嫌になる時が来る
罪悪感が好きな人はいないですが、辛いと感じながらも受け入れてる状態はあります。
この状態が変化するのが「もう抜け出したい」という想いが沸いてきた時です。
この時は意識が違う方向を向くので、ほんの少し罪悪感の影響が弱くなります。
罪悪感から抜け出すにはどうしたら良いか。
方法は2つあります。
一つは罪悪感に意識を向けることを止め、自分が望んでいる事だけに意識を向けます。
もう一つは罪悪感を感じる理由に意識を向け、その理由が本当に「今の自分」に必要な事なのかを考えます。
罪悪感そのものは感情の一つですので、沸いてきてもスルーしていれば沈静化します。
罪悪感は触らないのが一番、放置が一番と分かってくると、振り回されなくなってくるのですが、あの手この手で関心をひこうとするのが罪悪感なので手強いです。
そこで罪悪感に意識して取り組むのがこの2つの方法です。
これまでも自分が望んでいる事に意識を向けてきたと思いますが、罪悪感にも意識を向け続けているために、アクセルを踏みながらブレーキをかけ続けています。
そこで敢えて自分が望んでいる事に意識を向けることを意識します。(スルー力を高めるやり方)
人は意識して選択をすると、意識も含めた全てをそちら側に向け始めます。
敢えて罪悪感を無視して、望む方向に自分を向け続けていく内に罪悪感の影響が小さくなっていきます。
罪悪感は感情であり自分を支配しようとしますが、常に変化をしているので意識して無視をすることで束縛が弱くなっていきます。
罪悪感は偽物の感情に気づかせてくれる
もう一つの方法は、罪悪感を感じる理由に意識を向け、自分に必要な感情かどうかを考えていきます。
罪悪感には特徴があって、掘り下げていくと消えるしかなくなります。
罪悪感に根拠はなく、根拠だと思っているものは思い込みで、根拠に見えるように化けているだけです。
罪悪感を感じることで自分自身を守っている時はこれで良いのですが、自分や他人」を責めることから抜け出たくなった時は「自分や他人を責めていること自体が正しいのか?」と考えます。
自分や他人を責めることに正しさはありません。
そこには苦しさしかないので救いもありません。
それなのに自分や他人を責めるのが罪悪感です。
自分や他人を責め続けることで、罪悪感の本性に意識を向けさせない効果までセットされています。
だから自分や他人を責める自分に気がついたら、「あれ?」と一呼吸おけるタイミングに来ています。
自分や他人を責めている自分にすら気がつけないのが普通だからです。
だから抜け出したいと感じた時が、動き始めるチャンスです。
どこに自分や他人を責める理由があるのか、罪悪感を感じさせる理由は何なのか?を自分自身に投げかけます。
何となく理由っぽいものが見つかると思いますが、それは偽物です。
もう一歩踏み込んで考えると、「理由だと思わされている」状態に気がつけるかも知れません。
罪悪感を感じる本当の理由は「実は無い」にたどり着くことが目標です。
一人でここにたどり着くのは難しいかも知れないですが、到達点を知っていれば分かりやすくなります。
根拠が無いのが罪悪感と分かっただけでも、罪悪感を分解しやすくなります。
罪悪感は何度でも復活してくるので、そのたびに「この罪悪感が沸いてくる理由は何?」みたいに自分に投げかけ理由を探します。
理由のように見える答えは全て本当の答えでは無く、その奥に別の答えが用意されています。
それが「罪悪感に根拠は無い」です。
ここまで達すると大分楽になっていきますし、罪悪感で身を守るステージから抜け出していきます。
罪悪感で身を守る必要がある時はそれで良いと思います。
でも、それは一時的な状態なので、いつか「もう自分(他人)を責めるのは嫌だな」と感じ始めます。
そうしたらそろそろ罪悪感から離れる時期に来ています。
悩んだ時はご相談ください。
コメント