方位と家相・風水の影響の違い

方位・立地・家相・風水で大切な事

今回のテーマは、随分前に頂いた感想「「メール鑑定」という今時な感じも最初は?な印象だった」の中にあった一文、「方位が及ぼすもの、家相(風水)が及ぼすもの、それぞれあるのだろうと思うのですが、なんとなくは理解できるのですが、明確にどういう違いなのか途中そこに気づけず、曖昧なまま鑑定を終えたのは残念でした」を元にしています。

方位と家相・風水の扱うテーマは、どちらも「運気」です。

運気は何?と問われると、良い流れ・悪い流れ、澄んだ空気・よどんだ空気、という感じでしょうか。

定義としては「気の巡り」ということになります。

運気の話はよく分からない?

運気のイメージは「見えない影響」です。

見えないものを見えるようにしているのが占いです。

風見鶏かざみどりみたいなものですね。

風が吹いているのを、どこからどこへ吹いていて、どのくらいの強さで吹いているのか、それを部分的に可視化してくれる存在です。

その運気の動きを「方位」という風見鶏と「家相・風水」という風見鶏で見ているわけです。

では何が違うのか?

方位は行動(動的)、家相・風水は環境(身の回り)(静的)の運気の動き

動的な運気とは「自分の動き(行動)から影響を及ぼす運気」のことで、静的な運気とは「そこに存在(環境)して影響を及ぼす運気」です。

自分に直結しているのが方位の運気、自分の周りに存在しているのが家相・風水の運気とも言えます。

どっちが重要?ではありません。

どちらも存在していると仮定して、検証し、その影響が相談者にどのように影響を与えるかを占っていくわけです。

方位では凶方位と吉方位が存在しますが、自分にとって「良い気の巡りがある=運気が良い」場所に行くと、自分にとって良い流れが舞い込んでくると考えます。

幸運が起きるというのではなく、「自分を良い状態にする=良いことが起きやすい」という考え方です。

凶方位はこの逆。

家相・風水にも吉と凶の場所がある

トイレが凶の場所とか、そういうことではありませんので注意してください。

明るい場所が吉の場所ということでもありません。

家相・風水的に吉の場所を活用することで、「自分にとって良い場所を利用する=良いことが起きやすい」という考え方になります。

実際、家相・風水で凶の場所を使い続けることで、家人に負担が掛かり調子がおかしくなる傾向が見て取れることがあります。

方位も家相・風水も結果的に良い場所・悪い場所というのであるならば、「同じなのでは?」となりますが、方位と家相・風水には決定的な違いがあります。

方位の影響は運勢・運命に繋がる

方位は何らかの行動が伴います。

その行動の結果として、吉方位や凶方位が出てくるわけです。

その行動には決断が伴います。

つまり、自分自身そのものの未来が、方位の結果として出てくると見ます。

私が方位占いをするときは、その根本となる「なぜ今、その場所を選んだのか」を重視します。

その人の運勢と運気が、目の前の吉方位や凶方位とどのようにつながっているのかを明らかにすることで、全体の運気の流れをコントロールするやり方です(方位占いだけでは無理で総合占いの範囲です)。

家相・風水の善し悪しは、使える場所の可否

たとえば、リビングが凶の場所だったとしても、使わないという選択肢はありませんので、自然と使います。

使い続ければ、住人にストレスを掛けていると考えるので、時間の経過と共に不調になっていく可能性が高まります。

その人の方位的な運気が良かったとしても、家相・風水はそこに住み続けるわけですから、凶の場所を使い続ければ、運気が下がっていくとみます。

もちろん、方位的に運気が悪くても、家相的に良い場所を使い続ければ、持ち直していくとみます。

つまり、方位も家相も「運気」という点では同じですが、その影響の仕方や対処の仕方は別物になります。。

私としては方位は重要だけど、最終的には「その家に住む期間の方が長くなる」ので、家相・風水を重視した方が良いと思っています。

方位も家相・風水も後から整えていく

家相・風水が悪い場合は引っ越しをしないといけないとか、そういうことではありません。

方位と家相・風水のどちらを重視するかという判断は、もともと成り立たないです。

移動は方位、住む場所は家相・風水、ジャンルが違うのでそれぞれを重視した方が良いという話になります。

その場所を選択する前であれば対処のしようもありますが、優先順位としては「そこに住みたいと思うかどうか」が一番です。

そこに住みたいのであれば、住みやすいように間取りの活用を調整したり、風水的に悪くないようにしたりします。

方位の吉凶は、それこそ後から運気を上げていく手を使うのも一つです。

最終的に「完璧」はありませんし、「出来るだけ良い形で」というのであっても非現実的な選択であれば、適切な判断ではありません。

適切な判断とは、見えない部分は一旦脇に置き、見える部分を整理して「これが良い」と言える判断です。

どんな時期に引っ越したとしても、どんな場所に住んだとしても、「今はここにする」というのが一番力になってくれます。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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