運気や運勢を気にする人には、大殺界や天中殺、空亡、厄年などの衰運期での出会い、就職、引っ越しや旅行は大丈夫だろうかと心配になることがあります。
運気や運勢を気にする人でなくても「悪い」については心穏やかではありません。
でも、気にしない人はちょっとだけ気にして、後は忘れてしまいます。
こういう人はいつも通りで良いです。
気にしない人に「気にした方が良い」という意味もありませんし、人間関係がおかしくなるだけです。
運気や運勢が良い時・悪い時の違い
占いはその時の「時の流れ」を事前に知り、どうしていったら良いか知るために使うのであり、時の流れを変えることが出来るわけでは無いです。
運気・運勢が良いときは、自分にとって追い風になる事を敏感に感じやすく、運気・運勢が悪いときは自分にとって向かい風になることを選びやすいという違いです。
占いは「何かを変えていく」よりは、自分が望むこと、自分の周りの状況、過去・現在から分かる「自分に合った」未来への選択をするための目安の一つです。
無いものをあるようには出来ないですし、あるものを無いようには出来ないのですが、その時々で必要な事を教えてくれます。
ここからが本題なのですが、大殺界や天中殺、空亡や厄年、陥入など衰運期を扱う占いの言葉はいくつもあります。
怖い言葉はいくつもあるけど意味は「同じ」
運勢が下がる衰運期を現す占いの言葉はいろいろとあり、意味する時期も多少前後します。
でも、全く違う時期を表したり、違う意味を持つことはまれです。
多かれ少なかれ同じような時期・意味を指しています。
時期が重なるといっても、年単位のずれがある場合も存在します。
しかし、それでも大体似たような時期をさすのは「同じ人を占うから」です。
占い方法はたくさんありますが、生年月日を基準にする、手相などを基準にする、そのどれをとっても同じ人を占っていることには変わりがありません。
その結果、大体似たような感じになるのです。
カレーライスみたいなモノです。
カレーライスは味も種類もたくさんあります。
でも、カレーという一つの料理のカテゴリーは変わりません。
カレーが変わらないように、あなたも変わらない、だから占いの種類によって結果の違いはあっても全然違うわけじゃ無い。
強引なたとえで申し訳ないのですが、この理解が占いを受けるときに役立ちます。
占いで全てが分かることはありません
人を理解するために、様々な手法の占いが生まれ、それに合わせて使いこなす占い師が生まれている、そういう流れがあります。
お伝えしたいのは、ぶっちゃけ「占いは何でも良い」ということです。
大殺界が良ければそれで良いし、天中殺なら天中殺、空亡なら空亡、厄年なら厄年、大殺界で天中殺でっていう感じの複合でも構いません。
あなたにとって「その基準が現実と一致するかどうか」です。
「どれが当たるんですか？」という人は占い師に騙されやすい人です。
どれが当たるかではなく、どの占いの結果が現実と一致しているかです。
運勢が悪くなるだけなら心配はいらない
「時期（運勢）を知る」とは、「その時期をどういう風に受け止めれば良いかを知る」という意味です。
「何かをしたらダメ」という意味ではありません。
よくあるのは何かをしようとして始めた後に「時期が悪い」ということを知るパターンです。
家を買おうと手続きを進めていたら、大殺界だったとか、天中殺だったとか、そういう感じです。
でも、家を買うということと、衰運期は直接繋がりません。
衰運期だから家を買ったらダメだって事じゃ無いという意味です。
家を建てることだって同様です。
就職でも、結婚でも同じ。
時期を知ることと、何かをやること自体は直接繋がりません。
時期を知ることで「今やろうとしている事の可否」が分かる
運気・運勢が下がる時期に家を建てようとしているとします。
最初に大事なのは、運気・運勢の「何が」下がろうとしているのかです。
運気・運勢にはそれぞれいろいろな役割があり、衰運期でその全てが下がるわけではありません。
きっかけとなる、あるいは重要となるポイントがあります。
その部分と家を建てようとしている現状を比較していきます。
運気・運勢が弱い部分を突くように問題が隠れていることがある
具体的にいえば、あまりお金を掛けない方が良い時期となっているのに、想定外にお金が掛かっていて当初の１．５倍になっているとかです。
これは修正した方が良いです。
想定外にお金が掛かっていたとしても、当事者は「必要だ」と思っているからそれを見込んでいるわけです。
しかし、時の流れ・当事者・現実をすり合わせていくと問題点が浮き彫りになり「やばい」ということが分かります。
そこを修正すれば上手に時の流れに合わせていけますので、問題は起きにくいです。
問題は運気・運勢が良くてもおきます。
問題は起きるモノなのですが、その問題を深刻化しないで済むように出来るかどうかです。
運勢が悪くても「時期」を知る事で穏やかにしていける
どの占いが当たるか気になると思いますが、どれか一つでも当たっていれば、他の占いでも大体当たります。
だって、似たような結果なのですから（笑）。
多少時期がずれるぐらいのものですし、後は占い師の力量によります。
大事な時期は何故かどの占いでも重なります。
大事になってくるのは今が大殺界なのか、天中殺なのか、空亡なのか、厄年なのかということではなく、「今求めている事、今置かれている現状は、あなたにとって良いのかどうか」を明らかにすることです。
運気や運勢の流れを見るとき、どの占いを使ったとしても大体似たような時期を表すとお伝えしました。
特にそれが重要な時期の場合は運気・運勢の重なりも大きいです。
今、何を悩み、何をしようとしているのかで対処が変わる
現実に問題がある場合は、時期が早いか遅い、やろうとしている事がズレているというところに収まってきます。
そこを修正していくことで、より良い状態を導き出し、現状を良くしていきます。
これは「どの占いでも出来る事」です。
西洋占星術だろうと四柱推命だろうと、タロットだろうと手相だろうとです。
私の占いでは、単純に運気・運勢が悪くなる時期とお伝えすることはまずありません。
だって「なに」の部分が抜けていたら、それは何をどうしたら良いか分からなくしてしまうからです。
運勢が悪いと言われると、言われた方も何となく納得してしまう
運勢が悪いから悪いと言うような占いなら受けない方がマシです。
運気・運勢が下がるのが怖いなら、「その怖さが自分に合っているのかどうか」という確認が必要です。
大殺界が怖いなら、その怖い時期の現実はどうだったかという検証が重要ですし、大殺界に限らず何でも同じです。
もちろん、これは悪い時期に限らず良い時期にも言えます。
これが当たる占いとの出会い方です。
誰しも良い時と悪い時を実感としてもっています。
あのときは良かったな～というとき、あのときは悪かったな～というときです。
私はこれに占いを当てはめていく作業を最初にします。
そうすることで、現実と占いとの誤差を調整出来るからです。
運気・運勢の良かった悪かったは、占いとの誤差を調整した後でハッキリしてきます。
過去の出来事で未来が明らかになります
大殺界時期は大変っていうけど実際はそうじゃ無い事もあれば、「うん、確かにこの時期はきついので、こういうことを注意して」ということもあります。
大殺界・天中殺・空亡・厄年などが重要なのでは無く、あなたの現実と照らし合わせたとき、見えなかった部分が明らかになることが重要ということです。
これが分かると、どうしていったら良いかも分かりますし、その先の未来も明るいです。
こういう占いの受け方もあれば、「衰運期（大殺界・天中殺・空亡・厄年など）なのでどうしたら良いでしょうか？」と相談される場合もあります。
これはそれぞれジャンルが違うので、そのジャンルに合わせて占い師を探し、相談するのが一番です。
衰運期だからどうしたら良いか？だけでは悩みは解消しない
大抵の悩みは「時期」に悩んでいるのでは無く、本当に家を買って良いのだろうか、引っ越して良いのだろうかという「自分の選択」に悩んでいることが多いからです。
悪い時期だからダメって言われても修正のしようがないことの方が多いです。
そういうときに必要になるのは「どうしたら良いか」という出口を見つける事。
そこに気がついたら、占いに合わせて相談しようとするところから、悩みに合わせて相談するようにしてみると良いです。
結局、一番大事になるのは現実ですので、現実が良くなっていけばそれでOKです。
