天気はどうにも出来ないですが、その中をどう過ごすかは無限です。
今住んでいる家・場所を「今」どうにかすることは出来ないですが、その中でどう過ごすかは無限です。
今の境遇を「今」どうにかすることは出来ないかもしれませんが、今の境遇の中で何をどうするかは無限です。
世の中は自分に出来ない事と無限の出来る事と分かれている
ストレスが大きい人、悩みが尽きない人、辛い状態にある人は「自分にはどうにも出来ない事」を何とか出来ないかと頑張っている傾向にあります。
天気をどうにか出来る人はいませんし、時間を止めることも早めることも出来ません。
こうやって話を聞けば分かるのに、自分の事になると急に不明瞭になります。
でも、しんどい人はここから始めれば、どんどん楽になっていきます。
まずは自分に問いかけます。
自分に出来ない事をやろうとしてない?
きつい時はこれが分からなくなっています。
出来るか出来ないかでは無く、やらなければならないと思ってやろうとします。
出来るか出来ないかよりも前に、頑張れば出来る事なのか、頑張る頑張らない以前の話なのかの判断です。
「自分ではどうにも出来ないことを頑張ろうとしている」事があります。
天気のお話と同じです。
天気を頑張って何とかしようとしても、どうにも出来ないです。
頑張ることに意味が無いという話ではなく、天気を頑張って何とかしようとするのではなく、「何が目的なのか」をまずは明らかにすることです。
辛くなっている人は「目的」を見失っている
目の前の事に意識を向けすぎて、何のためにやっているのかが分からなくなる事があります。
「目の前の事をちゃんとやる」は目的ではありません。
引っ越しや旅行も「引っ越すことが目的」「旅行をする事が目的」ではないです。
就職や転職、受験でも同じです。
就職することが目的では無く、受験が目的でもありません。
究極の目的は「幸せであること」です。
「幸せである」が目的であれば、今やっている事も「幸せ」に繋がっていないとおかしいことに気がつきます。
私は東京に居ますが、北海道を目的地にしている限り、どのようなルートを通ってたどったとしても、北海道にたどり着けます。
時間が掛かるかも知れないけれど、遠回りしても良いのです。
「目的が明確な限り」です。
でも、何かの拍子にどこに行くのか分からなくなったらどうなるか・・・。
自分がどこに居るのかも分からなくなる上に、どこにもたどり着けなくなります。
だから強いストレスや不安が生まれるわけです。
「目的」を再確認出来れば辛さも半減する
何をしたかったのか
何のためにやろうとしていたのか
何をのぞんでいるのか
これらを一つずつ確認していきます。
こういった作業は一人では難しいので、私のところに相談されます。
「こういうのも占いなのだろうか・・・でもどうしたら良いか分からない」という感覚で相談されてます。
占いの本質は「占う」ことではなく、「占いを通して幸せを明らかにする」ところにあります。
占い師とのやりとりは世間話のように見えて、占い師側はその人の占いの結果を見ながら話をしています。
だから、「何が目的だったのか」を思いだす流れを作り出すことが出来ます。
目的を思い出すと、何から始めたら良いかも明らかになりますし、「あなたが出来る事」です。
あなたが出来る事であれば、状況が動き始め変化を生み出します。
行き詰まりが解消する瞬間です。
あなたが出来る事であれば、あとはあなたの意識次第でどうとでも出来ます。
言葉にすれば当たり前の事なのに、知らない間にわけが分からなくなって、自分に出来ない事を何とかしようとします。
油断をするとすぐに目的がどこかに行ってしまい、目先の事に振り回されやすくなります。
「辛い」時はチャンス
人は本質的に「幸せであろう」「幸せになろう」とするものというお話はよくしますが、幸せの対極にあるのが「辛さ」です。
それはつまり「辛さ」を感じる時は、目的を見失っている時と分かるということでもあります。
それなら辛さを感じたときは、「あれ・・・私は何を求めていたんだっけ?」と自分に投げかけてみてください。
そして、今やっている事・やろうとしている事の先は目的に繋がってる?と確認してみると良いです。
その答えが今必要な答えです。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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