私は気学と奇門遁甲では「時間軸」が違うとみていますので、同じ尺度で占うとおかしな感じになります。
これは気学と奇門遁甲の使い方にもよるので、一つの考え方だと思ってください。
気学は期間が長く、奇門遁甲は短い
気学は数年(年盤を考慮しても)ぐらいが影響の強く、奇門遁甲は1年ぐらいの影響が強い感じです。
私が奇門遁甲で引越しをみないのは、この占いのメインが時刻を鑑定の軸にしているためです。
何日の何時に出発するという条件がつくのですが、これがものすごく扱いづらく、未来への影響よりも現実へのストレスが大きいです。
影響の期間の長短と扱いの難しさから、引っ越しなどではほぼ奇門遁甲は使わないです。
さらにもう一つ。
奇門遁甲の真骨頂は目的と時刻を使いこなすところにあります。
奇門遁甲は吉凶方位よりも運の内容の比重が大きい
このため奇門遁甲の吉凶方位は気にするほどではなくなります。
日付だけで無く、出発時間まで制限を受けて引越しをしようとするのは、非常に難しいです。
気学と奇門遁甲では同じく方位を扱いますが、その占いの基準の出し方がかなり違うため、「どちらが良い?」と比較することに意味はありません。
気学も気にして奇門遁甲も気にするのではなく、目先の運を気にするなら奇門遁甲、ある程度長い期間で運を気にするなら気学というところです。
この線引きが出来ないと、どこにも引越しが出来なくなります。
最後に、気学と奇門遁甲では方位の出し方も違う事が多いです。
気学で北と出ても、奇門遁甲では北東と出るかも知れません。
この二つの占いで「引越し可」となるほうが珍しいと言えます。
5
コメント