占いは一歩間違えると生を束縛することがあります。
私は「占いは安易にやったらダメだし、受けてもダメだよ」って言います。
「必要な時に受ける占い以外はすべて無視」ぐらいの意識がちょうど良いぐらいです。
占いは良くも悪くも人生にかなり影響を与えます。
精神的に弱っているときに受ける占いは危ういです。
精神的に弱っているときに出てくる占いの結果は怖いことが多いです。
でも、占い自体を個人で楽しむ分には良いと思います。
良い目安になってくれますし、迷ったときに力になってくれます。
ただし「良い占い師」に出会った場合だけです。
良い占い師との出会い?
良い占い師に出会うと、占いを受けた後に元気になれるか、占いを受けた後に変化が起きる(起こす)ことがあります。
占いを受けて不安になったり怖くなったりする場合、その占い師の占いは合わないことを意味します。
そういう占いを受けてしまったときは、無かったことにして次に行った方が良いです。
間違っても、その占いに合わせて選択しないことです。
凶運は凶運を呼ぶので、しんどくなります。
どれほど安かろうが、どれほど高い料金だろうと、これが基本の占いの受け止め方です。
身内や知り合いに占いをやる人がいたら要注意
私は家族であっても勝手に占ってもらわないほうが良いという占い師です。
いえ、勝手に占ってもらっても良いのですが、本人に伝えないことが条件です。
親が子供を心配して、恋人が恋人を心配して、友人が友人を心配して鑑定の依頼をされるのは受けます。
でも、あくまで「状況を知るための依頼」を受けるのであって、相手の代わりに鑑定を受けて後で助言をするようなパターンは断ります。
余計なお世話ですし、相手の人生を左右してしまいます。
占いは良かれと思ってやってあげるような優しい世界じゃないです。
占いの結果で「良い」と出ても良いことは無く、「悪い」と出ていれば尚更厄介です。
占いは良かれと思って受けるものでも受けてもらうものでもないです。
でも、知り合いや家族に占いをかじっている人がいると面倒なんですよね。
まともな占い師は頼まれない限り占わない
長く占いをやっている占い師は占いの厄介な面を知っているので「占いなんて気にしないで、どうぞご自由に」と伝えてくると思います。
たとえ家族であっても、本人が望まないのに占うことはないです。
でも、占いを知っている程度の人、かじっている人はこの辺の線引きが出来ません。
「良かれ」と思って、押し付けてきます。
家族の場合は、特にきつくなります。
占いは家庭不和の原因になります。
実際、占いが問題になって家庭不和のご相談は多いです。
身内の占いは「これが一番正しい」を押しつけてくる
占いは人生の一面を見える形にしてくれますが、見えている部分もあれば見えない部分もあります。
すべてが分かる占いなんてありません。
すべてが分かるわけじゃないから、今必要なことを切り分けて、現実的で可能な範囲を引き出してくるのが私の仕事です。
現実を無視して、占いの結果が優先されることはありません。
これが現場で占いをやっている人間と、占いをかじっている人との違いです。
でも、身内に占いをやる人がいると面倒なんですよね(笑)。
こういう時の落としどころは「私の事に関しては占いをしないで!」って明言することです。
ちょっとやそっとでは聞かないでしょうが、基本無視が一番です。
そうしないとますます相手の事を嫌いになってしまいます。
干渉させないかわりに相手の干渉もしない
家族で占いをかじっている人がいる場合は厄介ですが、とにかくすみ分けが必要です。
本人がやっていることまで反対をすると、ぶつかり合うより厄介な感じになるので、本人は本人、こっちはこっちにします。
これを徹底するといろいろ言ってきたとしても、だんだん構われなくなります。(参考:「五黄殺・暗剣殺などの凶方位が気になって辛い、家族関係もおかしくなってきたとき、どうしたら良い?」)
言われているこちらの方も、占いを完全否定しているケースは少ないです。
占いには占いなりの良いところもあるだろうな~っていう気持ちはある人もいます。
ただ、身内が押し付けてくることで嫌気がさして、「嫌い!」になっている感じです。
なんというか占いのダメな部分が浮き彫りになっていて勿体ないです。
占いは「見えない部分を見える形にする」
幸運を呼び寄せるとか不運を呼び寄せるとか、そういう世界ではありません。
凶方位に引っ越したから不幸になって病気になって事故にあって死ぬとか、そういう次元ではありません。
冷静に考えれば分かることです。
良いことも悪いことも楽しいことも嫌なことも人生では起きます。
占いを使おうが使わなかろうが起きます。
占いに出会う前だって生きてきましたし、占いに出会わなくても生きていけます。
占いしか見えていない人は、すべてを占い基準で考えてしまう傾向が強く、「占いでこう出てるから」を重視しすぎです。
でも、そんなのなくても生きていけます。
占いで解決するのではなく、解決するのは自分自身
占いを使っても良いし、占いを使わなくても良いのです。
占い業をやっている私が言うのですから、たぶん合っていると思います(笑)。
占いはいりませんって言われたら私の商売は成り立たないにも関わらず、こういう風に言うのですから占いは無視しても良いのです。
ただ、もし良い占い師さんに出会うことが出来たら、占いは不安を和らげ、迷いを少なくし、人生を楽しくしてくれるきっかけを引き寄せてくれます。
占いは人生の目安に出来るから良い
不安で不幸で辛さを引き寄せるような占いなら無視して大丈夫です。
そんな占いを気にしなくたって、どうせ嫌なことも良いことも起きますから(笑)。
どんなに良い運気を持っていても、どんなに良い運勢でも嫌なことも辛いことも起きます。
病気になることもあれば、けがをすることもあるでしょう。
一方でどんなに悪い運気で、どんなに悪い運勢でも、楽しいこと良いことが起きます。
元気で頑張ることも出来れば、ワクワクするようなこともあるんです。
どっちかしかないような人生なんてありませんから、怖がらせる占いを気にしすぎる必要はありません。
自分に合う占い師さんを探して身内を遠ざける手もある
「自分はこっちの占い師さんの方が合うから」みたいな感じでスルーする方法です。
まあ、これはあまり効果がありません。
なにせ占いにはまっている人は「私の占いの先生が一番正しい」って思うからです(笑)。
正しい占いっていうのも変ですが、占いは合う合わないが人それぞれあります。
「私はその占いは合わないのでごめん」って感じで拒否をするのが一番かもしれないです。
自分自身も占いが多少なりとも気になる場合は、家族や知人の占いでは無く、鑑定結果が実感できる占い師さんを自分で探したほうが良いです。
自分なりの目安が出来れば、他人がいう占いの結果に対して心がぶれなくなります。
難しいことですが、それでも下手な占いで不安にさせられるぐらいなら、そこから決別できる自分なりの目安を持つ方が人生楽です。
占いはあくまで人生より優先されるものではありませんので。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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