占いのご相談の中によく出てくる運勢の低下時期に、天中殺や大殺界、空亡などがあります。
天中殺は算命学、大殺界は六星占術、空亡は四柱推命等の分野で、それぞれ分かれます。
そのほか衰運期に関係する言葉はたくさんありますし、占いの種類も多岐に渡ります。
厄年とかもそうですよね。
今回のテーマは「衰運期は何をするのも全部ダメというわけではない」です。
こういうご相談は多いのですが、勘違いしやすい部分があります。
まず、天中殺でも大殺界でも何でも良いですが、ポイントは「何がダメなのかを知る」ことです。
最初から全部ダメという可能性は低い
これは運気の仕組みから分かる事です。
運気の仕組みとは、何かが下がれば何かが上がるバランスを持ちます。
天中殺や大殺界などの衰運期は「全部がダメになる」ととらえやすいですが、そんなことはなく、大事なのは「衰運期で下がるのは何?注意すべきなのは何?」を知る事です。
天中殺・大殺界は扱わないので分からないのですが、空亡を取り扱う四柱推命では運気が下がるときは確かにあるにしても、同時に「どんな運気が下がるのか」も明確にあります。
ただし人の持つ運気が全て下がるのではなく、「この部分が下がりやすいので注意した方が良い」という感じです。
何に気をつけたら良いかを教えてくれるのが良い占い
占いを受ける時に大事なのは「天中殺(大殺界)だから気をつけるべき」しか言わない占い師がいたら、「何に気をつけたら良いか」を聞くことです。
それが答えられなならどこか別に居る答えられる占い師を探した方が良いですし、全部駄目になるっていう占い師ならなおさらです。
そもそも衰運期に全部がだめになるっていうなら、みんな大変な事になってます(笑)
実際にはそんなことはなく、人との繋がりが危うくなりやすいので仕事関係には注意をした方が良いとか、今は人間関係が変わるような行動を取らない方が問題が起きにくいので引っ越しはしない方が良いとか、そういう風にある程度指針が出てきます。
「怖がらせる占いは本来あるべき占いの姿ではない」にも繋がります。
単純に厄年だから気をつけないといけないとか、天中殺だから結婚はだめだとかでは、その占いを受けた人も辛いです。
占いよりも占い師に問題があることが多い
幸運期も衰運期もどちらも全てが良くなる、全てが悪くなることではないです。
良くなるなら「何が良くなるのか」、悪くなるなら「何が悪くなるのか」を整理することです。
幸運期は何でも良くなるように見えるのですが、ポイントを押さえてチャンスを繋げていけば、ものすごく良いよってことです。(ポイントを押さえられなければ、あまり良い感じにならないという意味でもあります)
逆に衰運期は、キモの部分をしっかりと押さえておけば、あまり落ち込まないで済むわけです。(キモを押さえられないと、なし崩しにダメになる可能性はあります)
大殺界も空亡も全部ダメ、そんな占いはどこかおかしい
もし、そんな風な占いを受けてしまったら、別の占い師に相談してみることです。
私が占う場合、衰運期もチャンスととらえちゃうので、全然違う話になっちゃいます。
衰運期には衰運期なりの活用法があるということです。
結局、占い師によって答えが違ってくることも知っておくと、占いの結果に振り回されにくくなります。
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