凶方位だから「悪い」と鵜呑みにしない

九星気学・方位学の凶方位

占いは良いか悪いかに片寄りやすいです。

引っ越そうと思って気になって調べたら、「凶方位で怖い!」みたいな感じになることもあります。

幸運・不運は受け手のとらえ方でひっくり返りますし、時間の経過でも受け止め方が変わります。

「物事の考え方」に行き着く

「考え方」で悪い事が良い事に変わるの?と言われれば、「はい」となります。

そもそも、悪い事・良い事とは何を基準に話をしているか?と言えば、その時々の状況だったり感情だったりです。

自分にとってマイナスと感じる出来事を悪い事、プラスと感じる出来事を良い事とした場合、受け手のその時々の状況の変化によって受け止め方が変わることが分かります。

何かモノが壊れた時は悪い事と思うかも知れませんが、そのモノが壊れてくれたことで新しい何かを買うきっかけになったり、そのきっかけから出会いが拡がるかも知れません。

漏水をして大変なことが起きたとして、床をはがしてみたら他の問題が発覚して更に大変!と思っていたら、対処を早めたお陰でその後の問題が起きずに済んだとかがあるかもしれません。

出来事には発生から終結まで一連の流れがあるので、人生と似ています。

どこの段階を切り取って受けとめるかで、良い悪いが簡単に切り替わっていきます。

そういっても「凶方位は気になる」となるのですが、凶方位は「困難さ」を暗示しています。

この「困難さ」は凶方位で無くても起きる可能性を持っていますが・・・

凶方位によって起きやすくなると暗示

この時に現状とのすり合わせをしていきます。

自分が望むことに対しての凶方位なら現状をチェックしてリスクに備え、何かあっても対処が出来る様に準備を進めます。

一方で融通が利くような状況にあるのに特に何もせず、そのまま勢いで突き進んでしまうのは避けたいです。

現状を見ても問題は無く想定されるリスクも対処済みなら、凶方位といえど気にしすぎる必要はありません。

状況によって何をどのように把握するかが変わるので難しいように見えますが、占いで「悪い」が出てくる時は「慎重になった方が良い」と教えてくれているだけです。

現状も大変で引っ越し後もあれこれ問題が起きそうなら、占うまでも無く慎重になった方が良いです。

これに加えて、占いで「悪い」と出ているなら、状況の悪化が懸念されるのでその選択は止めた方が良いことが分かります。(占いの結果云々ではなく、あくまで現実が判断の軸になります)

「凶方位」だから悪いではなく、状況が悪いから悪くなる可能性が高い、という理解の仕方です。

私は自分が長く使っている占いであっても、「本当にそうなのだろうか?」と考えながら答えに接しています。

大事なことは「現実との向き合い方」であり、占いの結果は現実に優先しません

未来を予測する上で、現実の延長線上だけでは予測が難しいことから、占いで未来を暗示しているだけです。

ここがしっかりしてくると「凶方位だから悪い」とはならないですし、「不安」はあるにせよ何が出来るか考え始めるようになります。

その結果、何とかなりそうなら良いですし、ダメなら予定変更も考慮します。

どうしても気になるならしょうがない(諦める)というのも選択の一つです。

それが人生全体で見た時に最善になるかどうかは分かりません。

でも、未来の事よりも今がしんどいなら、今を優先することは大事です。

その一方で不安よりも優先した方が良い人もいます。

このどちらも凶方位が現実化しているわけではなく、現状で判断していることが大事になります。

「大丈夫」と思っていても不安になる人もいれば、「なんとかなりそうならそれで良い」という感じになる人もいます。

「凶方位」と聞いたら誰もが不安になるものですが、そこから先は現状を把握し、その上で「どうしたいか」をはっきりさせれば、「どうすれば良いか」も見えてきます。

「凶方位だからダメ」ではなく、「凶方位というのが分かったから、それじゃあどうしようか」のほうが無理も少ないですし、精神的にも負担が軽いです。

凶方位も一つのシグナルでしかないので、現状とのすり合わせのタイミングに活用するぐらいの距離感が良いと思います。

いつも読んでくださってありがとうございます。

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