気学に関わらず、占いの理屈上、ルールに当てはまるモノは全て「当たる」という考え方になります。
生年月日で占う運勢も、全員運勢の影響を受けると見たりします。
方位の影響も引っ越しや旅行で方位の影響を受けるなら、全員影響を受けますよね?と考えるのが普通です。
私も基本的には「全員が方位の影響を受ける」とみています。
ただし、方位の影響を受けることと、方位の影響が現実化することは別です。
私は修学旅行などを例に出すのですが、修学旅行は同じ九星の子供達になります。
本命星で見ても月命星で見てもたくさん同じ人が居ます。
日本全国で見れば数十万人を超えます。
吉方位に行った子供達はみんな幸運に恵まれ、凶方位に行った子供達はみんな不運になったのか?というとそういう感じではありません。
良くなった子もいれば悪くなった子もいます。
大学入学も同様です。
同じ方位であっても人によって違いが出ます。
これは「その人の置かれている環境・状況・予定」の影響を受けているからだろうと推察しています。
方位の影響の有無とは結果的に「未来の暗示」でもあるのです。
凶方位の影響を受ければ未来は悪くなる事が予測され、吉方位なら良くなることが予測されます。
この「未来の暗示」に対して、方位の影響を読み解くのが占い師の仕事です。
そして、読み解くためにこれまでの状況を伺うわけです。
これを伺わないで占いの結果だけ伝えても大して役に立たないです。
これまでの状況を踏まえて占いの結果とすり合わせると未来が浮き彫りになってきます。
良いならどういう風にすれば更に良いのか、悪いならどういう風にすれば避けられるのか、そういうことが見えてくるわけです。
全ての人に影響しているけれど、全ての人に一律では無い。
だからこそ、占いの結果だけに左右されないでください。
大事なのは「自分はどうなのか」ですので。
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