方違え(かたたがえ)は「方位の影響を変える方法」で、通常は凶方位を避けるために使います。
このまま引っ越したり旅行をしたり、その場所に向かったりすると凶方位の影響を受けてしまうので、それを避ける方法です。
凶方位の引越しで方違えを使えば効果があるかどうかですが、「凶方位に行かない」のですから効果はありますが、基本的にあまりお勧めしていません。
方違えの引越しの仕組み ⇒ 凶方位を避けて2回引越しをする
この2回引っ越しをする労力と金銭的な負担が大きいため、他の手法で代替するようにお勧めしていますし、私自身もそうします。
ただし、この2回引越しをするやり方ではない方違えの方法を勧める占い師さんもいます。
引っ越し先が凶方位にならない方位に(1日~数日・数週間)滞在し、その後で引っ越し先に向かえば良い、というやり方です。
確かにお手軽な方法ですしこれで済むなら良いですが、実際にはほぼ変わらない感じです。
方違えで大事なことは理屈と現実が近いこと
占いの手法は様々ですが、理屈から大きくかけ離れるケースはまれです。
この場合の理屈とは、引っ越しの方位の影響は「目的地(住む場所)」の影響を受けるもの、ということです。
数日程度どこかに滞在するのを「住む」とは言いません。
現実については、現実は方位の影響に気がつける人の心の中にあります。
理屈から出てくる方位の影響と現実の中で気がついている方位の影響を比較したとき、滞在だけでは足りないことが分かってきます。
これらのことから引っ越しの時に途中でどこに寄ろうが、引っ越し先の方位の影響を中心に受ける事が分かります。
最初に「方違えとは2回引っ越しをすること」とお伝えしたのも、ここに意味があります。
引っ越しの方違えは、引っ越す先が最終的な目的地
途中でどこかに多少宿泊したりしても、根本は元の住所から新居の方位の影響が中心となります。
立ち寄った先から引っ越し先の影響は少しあったとしてもです。
どの根拠が合っているかは、どの占い師の過去・現在の方位鑑定が現実に近いかで分かります。
手間は掛かりますが、盲目的に信じ込むより安心出来ます。
方違えは旅行と引っ越しで違いますが、その基本は行動量に比例するものです。
引っ越しと旅行の方違えでは、旅行の方がお手軽ですが、それは旅行が行って帰ってくるからです。
引っ越しは行きっぱなしになるので、方違えも大変です。
私のリピーターのお客様は、滅多に方違えの相談をされることはありません。
それだけの労力を掛けるなら、他に出来る事があるからです。
また、実際に方違えをやろうとする場合、方違えが凶方位を避けられるように出来るかどうか自体が運次第という一面があります。
いつでもやろうと思って出来るものではなく、その面でも難易度が高いです。
方違えが出来るかどうかに運の善し悪しが現れています
方違えの基本は凶方位を避け、普通以上の方位で引っ越しの予定を組み合わせていくことです。
自宅から仮住まいの方位と時期、仮住まい先から新居の方位と時期を占い、ベストは両方の引っ越しの方位と時期が吉方位になることです。
この理想を到達点としながら、ご相談のケースを占いに当てはめていき、何が可能で何が出来ないのかを明らかにします。
でも、ほとんどのケースですんなり方違えが出来ないです。
すんなりと行く人は方違えの方位や時期、物件が負担少なく決まりますので、少しの労力で運気の流れを変えられることが分かります。
でも、方違えのための方位自体がうまく用意出来ないことが多いです。
方違えはどこに引っ越しても良いわけでは無いので難しい
方違えの仮住まいの方位は、出来れば凶方位を避けた方が良いです。
ただ、人によっては難しいので、仮住まいは凶方位で、仮住まいから新居は普通方位か吉方位でというのが多いです。
仮住まいに凶方位に行くなら、何のために方違えをするのかよく分からないです。
方違えをする理由は凶方位の影響を受けたくないためです。
でも、仮住まいの方位も、仮住まいから新居の方位も、凶方位を避けられるケースは少なく、ほとんどの場合、どこかで凶方位の影響を受けることになります。
それでも方違えをする人もいるのですが、私自身は方違えをして、労力も金銭的な負担も抱えて、それで凶方位を一部でも抱えるなら違う方法を提案するようにしています。
凶方位であっても新居に出来るだけ良いタイミングで引っ越しをし、それでも凶方位の影響が強く出てくるようなら、吉方位旅行や方位除け、家相・風水で対処する手法です。
方位の影響に気がついている人なら、このやり方は効果的です。
下手に余計な事をやるよりもシンプルな方が、凶方位に引っ越しをしていても実際上快適になることも多いからです。
無理に無理を重ねて方違えをするとストレスが大きくなりやすいので、やはりお勧めするのは難しいです。
方違えは運命を急激に変えようとする
ただ、方違えが成立すると、起こした行動分の運命の流れが変わっていくものとみるので、どうしたら良いか判断の難しいところです。
本来は凶方位になる運命の流れにあるのに、その運命の流れを変えようとしているためです。
凶方位になる流れは、運気が下がるような選択肢(人生をしんどくさせるような選択肢)をとりやすくなります。
それを意識的に調整していくのは、自分で運命を変えようとしているのと同じです。
だからこそ、方違えは容易でない分だけ、方位から受ける影響の度合いを見極めやすいとも言え、それ相応に運命を変えていける方法ではあります。
でも、上でもお話をしているように、方違えよりも吉方位旅行や方位除けなどで運気を調整していく方をお勧めすることが多いです。
吉方位旅行は凶方位に引っ越しをすることに連動した、運気の変化を実感し始めてからでも行く事が可能です。
方違えは、方位の影響ありきで無理をしていくことが多いため、運気の調整に時間が掛かります。
結果として、負担の少ない吉方位旅行の方がメリットが多くなります。
もちろん、方違えをやりたくてやっているならば別です。
そうじゃない場合は「楽しい方法」を選択するやり方で人生を整えていく方を、私はお勧めしています。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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