「今年は八方塞がりの年だから、何か悪いことが起きるんじゃないか……」
「引っ越しや新しいことは、諦めたほうが良いのかな?」
年末年始や人生の節目を迎えると、こうしたご相談を多くいただきます。
インターネットや本には「八方塞がりの年は動いてはいけない」「凶方位ばかりで八方塞がりだ」といったネガティブな情報が目に付きやすく、不安を感じるのも当然です。
しかし、何十年も色々とみてきた感じで分かるのは「八方塞がり=何もかもダメな年」では決してないということです。
教科書通りに解説する占いに振り回されず、八方塞がりという時期を「人生を飛躍させる最高のチャンス」へと変えるために、どんな風に捉え過ごして良いかをお話していきます。
1. そもそも「八方塞がり」とはどういう状態?
言葉のイメージから「どこに行っても何をやっても失敗する」と思われがちですが、占い上の意味合いは少し異なります。
一般的な辞書や陰陽道では「どの方角にも障りがあって身動きが取れない状態」と定義されます。
九星気学などの方位学においては、主に以下の2つのパターンで「八方塞がり」という言葉が使われます。
理由①:自分の星(本命星)が「中宮」に入っている年
九星気学の方位盤において、自分の星が真ん中(中宮)に配置される年を指します。
周囲を他の星に囲まれているため「身動きが取れない」と解釈されるのです。
【補足】中宮(ちゅうぐう)とは?
九星気学で使われる「9つの部屋」の中心にある位置のことです。ここに自分の星が入る年は、周囲を観察する司令塔のような立ち位置になり、外へ外へと動くよりも「中心を固める」作用が強く働きます。
理由②:気学上で「行ける吉方位がない」年
引っ越しや旅行など、行きたい方角を調べた際に凶方位が重なってしまい、どこにも行けるタイミングがない状態を指すこともあります。
しかし、冷静に考えてみてください。
方位盤の真ん中に星が入る周期は「9年に1度」必ず訪れます。
日本全国で考えれば、毎年何百万人もの方が八方塞がりの対象になっている計算になります。
その人たち全員の運勢がどん底に落ち、不幸になっているでしょうか?という話です。
2. 同じ「八方塞がり」でも結果が人によって違う理由
同じ生年月日の人は、占い上の運勢の枠組みとしては当然同じ結果になります。
ですが、「その人の置かれている現実の状況」をすり合わせると、答えはまったく変わってきます。
- 「今年は運勢が悪いと言われていたのに、良いことばかり起きた」
- 「今年は最高の運勢と言われたのに、トラブルばかり起きた」
こうしたギャップが起こるのは、占いの結果だけを見て「現実のあなた」を見ていないからです。
占いの教科書には「八方塞がり=何をやってもダメ」と極端に書かれがちです。
現実には「すべてが良い」「すべてが悪い」なんて状況は存在しません。
八方塞がりの年に当たっていても、準備を重ねてきたことであればスムーズにスタートを切ることができます。
逆に無理な計画を強行しようとしているなら「一立ち止まって見直しなさい」というサインになります。
八方塞がりの年は年回りなので事前に予測することも出来るため、便利なシグナルになってくれます。
3. 八方塞がりの時期に「やって良いこと・ダメなこと」
八方塞がりの時期に最も大切なのは、「外に意識を向けるのではなく、自分の内側に意識を向けること」です。
やって良いこと:自分の足元を固める「内側」の活動
- これまでの自分や現状の振り返り
- 知識やスキルのインプット(勉強・準備)
- 体調やメンタルのメンテナンス
- 本当に必要なことかどうかの「現実的な整理」
本命星が中心(中宮)に戻る年は、言うなれば「終わりの始まり(一巡して原点に戻る節目)」です。
これまで歩んできた道をじっくり見直し、次の9年間に向けた土台を作るにはこれ以上ない絶好のタイミングです。
気をつけるべきこと:「無理な強行」と「不安からの判断」
八方塞がりの時期は、シグナルとして「焦りから無理をしやすくなる」という側面があります。
- 「どうしても今年中に引っ越さなきゃいけないから」と、吉凶を無視して無理なスケジュールで強行する。これだけなら大きな問題ではありませんが、現状を無視して引っ越し先を選び、不安を感じているのに強行しようとするケースはリスク大。
- 不安に煽られて冷静さを欠いたまま大きな決断をする。周りに相談しないケースも多いで。
こうした「無理」があることに気がついたら、一旦立ち止まります。
ただし、「引っ越し=絶対NG」ではありません。
現状に向き合い、必要な対処が出来るかどうか、可能性を模索するだけでも違います。
実際に無理をしているのであれば、少しマシになってからでも遅くありません。
現実的なリスクを減らす方法はないかを検討し、無理のない選択肢を見つけていけば良いのです。
4. 八方塞がりは「人生を飛躍させる最高のチャンス」
「八方塞がりだから諦めよう……」とやりたいこと・考えていることを投げ出してしまうのは、本当にもったいないです。
占い的に運気が下がる時期というのは、運気が悪いのではなく「運の使い方が変わる時期」なだけなのです。
- 勢いで突き進むのではなく、じっくりと考えながら取り組む
- 自分自身の内面と向き合い、本当に大切なものを選び直す
この時期にしっかりと自分の足元を固められた人は、次に運気が開けた時に、他の誰よりも大きく飛躍していきます。
私から見れば、八方塞がりは怖がるものではなく、「人生を一段上のステージへ進めるための最高の開運のタイミング」です。
5. まとめ:不安になった時は「現実のあなた」と向き合おう
「八方塞がり」という占い上の言葉だけに惑わされないでください。
大事なのは「今年が八方塞がりかどうか」ではなく、「今、現実のあなたがどういう状況で、どういう気持ちでいるか」です。
不安な情報を鵜呑みにして足を止めてしまうかもしれません。
でも、この機会を使って、自分自身の現状を整理するにはちょうど良いタイミングなのかも知れないです。


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