大凶方位で良いこと、吉方位で悪いこと

九星気学の吉方位や凶方位は信じられるの？という人は多いです（多いと言っても方位が気になる人の中でという意味合いです）。

ネットで調べてみると、大凶方位でも大丈夫だったという情報もあれば、吉方位で嫌な目にあったという情報が見つかります。（方位の影響の実際のところが分かって良い時代になったと思います）

どの情報が本当なのかが分からないため、九星気学は信じられないとか、占いは嘘とかっていう話が出てきます。

占いの通りもあれば、違うことも

占いの当たる精度を高めるのが占い師の仕事です。

実は九星気学で方位鑑定をする占い師の中でも、「やっぱり違うのでは？（使えない基準なのでは？）」と感じて、気学で鑑定をしなくなる占い師もいます。

一方で私の様にずっと「やっぱり使えるよね～」と九星気学を使い続ける占い師もいます。

どれが正解なのかは正直分からないのですが、私自身が行き着いている結論としては、九星気学の方位鑑定が使える人とあまり役立たない人がいることです。

大前提として方位の影響は誰にでもあるという条件がつきますが、それでも占いの結果と違うケースは起きます。

その時にどのような選択肢を提示するのかが、占い師の力量に関わってきます。

その典型として、大凶方位だったけど良いことが起きたとか、吉方位だったのに悪い事が起きたとかがあります。

言葉としては簡単ですが、実際にはこれらは解釈が難しいケースです。

大凶方位だけど良いことが起きた人は、実は吉方位で悪い事が起きているケースがあります。

あるいは大凶方位、吉方位に関わらず変化の目安にならないケースもあります。

たまたま大凶方位の時に良いことが起きたようにみえるけど、別に吉方位であっても特に変化が無いという感じです。

良いことが起きたといいつつも、その後急展開でものすごく大変なケースになる場合もあります。

これは吉方位でも同じで、嫌なことが起きたように見えても、後々考えるとあれで助けられたというケースはざらです。

もちろん、本当に嫌なことが起きてそのまま嫌な状態のままということもあります。

こういった大凶方位や吉方位の影響は、時間の経過を見ないと本当の所は分からないのです。

だからこそ方位を占う時に大事になるのは、これから先の予定よりも過去がどうだったかです。

過去の移動で目安になるのは、主に引っ越しや長期の旅行が現実に影響をしているかどうかを見ていきます。

他の占い師さんがどういう風に占っているか知らないのですが、初めて相談したときに過去の移動を占わないで今後の事だけ占うようなら、その占い師さんは避けた方が良いです。

そういう占い師さんは、占い重視で占いの結果を押しつけてくる可能性があります。

方位の占いは移動元と移動先と時期が分かれば結果が出ます。

そして、その占いの結果が相談者に合っているかどうかの確認が必要です。

同じ占いなら占いの結果は同じはずなのですが、相談者によってその結果の受け止め方・作用の仕方は全く違います。

私が占う時は「今回は凶方位ですが、そこまで心配しなくても大丈夫でしょう（参考：凶方位は絶対だめなの？どうにもならないの？）」とお伝えすることがありますが、これが出来るのも相談者の過去と占いの結果をすり合わせているからです。

しかも過去のすり合わせだけで無く、相談者の生き方や資質、運命なども含めて方位を占っていきます。

そうしないと必要な答えが見えてきません。

大凶方位だけど良い事が起きたのは何故なのか？吉方位だけど嫌なことが起きたのは何故なのか？そういった可能性も含めて総合的に占うことで、必要な事実が見えることも多いです。

いろいろな情報を目にすると振り回されやすくなり、結局、信じる信じないという話に行き着きます。

でも、占いは本来信じる信じないは関係無い世界です。

影響があるなら信じていなくても影響はあるし、影響が無いなら信じていてもありません。

自分がどういう状況にあるのかを知っておくと、起きるかもしれない現象（起きないかもしれない現象）に対して準備がしやすくなります。

単純になんだか怖いとか、なんだか良さそうだという程度、あるいは時間が経てば気にならなくなるなら、のど元を過ぎるまで様子を見てから占いを受けるかどうか判断した方が良いです。

そもそも方位を気にしている人など一部なのですから（笑）。

ただ、時間が経っても気になる、不安が強くなるなら状況整理をしておくと良いです。

人は先々が大変であったとしても、どうしたら良いかが分かっていれば意外に災難をうまく避けるものですので。

いつも読んでくださってありがとうございます。