初夢は大晦日・元旦・二日・三が日のどれが正しい?

不安な時に見直すと良い
新年をより良く過ごすために正しい初夢を理解し、願いを叶える

新年がスタートします。

例年、触れている初夢のお話です。

初夢やおみくじのような初物は「未来を暗示する」という意味で、占いと同じです。

ここでは夢の内容そのものではなく、初夢をどのようにとらえたら良いかをお話しています。

まずは初夢について触れていきます。

初夢はお正月だけの特別イベントになります。

普段、全然気にしないものですが、初夢と占いはよく似ています。

まずは理屈をお話するので、知識から仕入れてください。

初夢の背景が分かると、初夢の価値も理解しやすくなります。

「いつの夢が初夢なの?」は恒例の話題

初夢は大晦日(おおみそか)、元旦(1日1日の午前)、二日、三が日のどの日も正解です。

実は2月4日(年によって前後有)の立春も初夢に該当します。

地域差もあります。

元日から2日目に掛けての夜に見る夢のことを初夢という傾向にあります。

でも、ぶっちゃけ大晦日から元旦(元日の朝)でも、二日から三日目の夢でも初夢です。

これは「その時代で新しい年の節目となる最初の夜が初夢の基準」になっているからです。

だから「立春(2月4日頃)」も初夢に該当するわけです。

文献での初夢の初出は、鎌倉時代の『山家集』である。そこでは、暦上の新年とは無関係に、節分から立春の夜に見る夢を初夢としている。この時代は、初夢に限らず、立春を新年の始まりと考えることが多かった。

※ウィキペディア「初夢」

立春は東洋占術では占いの節目になることが多いです。

私が使う九星気学・方位学、四柱推命、風水・家相なども立春を基準としています。

いわゆる四季の変わり目です。

東洋占術を使う占い師は、立春が新年っていう感じで解釈をしている人も多いです。

私は現実の社会の動きを重視します。

環境が私たちに与える影響は非常に大きいからです。

占いの節目は大切にしますが、基本的に年末年始が一番影響が強いとみています。

世間的に大晦日の12月31日、元日が年の変わり目として認知されています。

一般の人の初夢の解釈も2月ではなく元日を節目とします。

初夢は、その時代で強く認知されている時期を示す

1月1日が新年となったのは1873年です↓

1873年 – 日本で太陽暦を採用。旧暦の明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日になる。

※ウィキペディア「1月1日」

大体これぐらいの時代から初夢の日付の解釈に変化が出ています。

「夢」自体に神秘性があり、「初夢」にも価値を持たせるようになりました。

 「初夢」とはいつ見る夢をいうのか。聖徳太子の「夢殿」があるように、古代においては夢は神聖な体験だった。「夢合わせ」という夢解釈理論や、中国伝来の「夢書」という夢解き書もある。どうやら夢とは勝手に見るものではなく、神仏によって見せられるものらしい。鎌倉時代の西行法師著「山家集」に、「初夢」とは立春の朝の夢と記されている。

※暦に関する豆知識(日記帳総集編)(2016年5月リンク切れ)

夢は一般人のものではない

昔は夢に価値を置いていませんでした。

初夢は、昔の普通の人は気にせず、世の中を占う人が意識していた感じです。

それが今は普通の人にも馴染みが出るぐらい広がっています。

時代の流れで「節目の吉凶を見極める」ために活用され今に至っています。

だから、「初夢をいつ見るのが正しい?」という答えは、あなたが「初夢はこの日だよね」って思っている日(思った日)です。

占いで重要な事は「どこに自分の目安を置くか」

それをはっきりすることが出来れば、初夢にも意味が出てくるのです。

この手法はタロット占いなどにも共通しています。

何をどのように条件設定をするかで、出てきた答えの解釈が変わります。

そして、それが現実にも影響してくるとみます。

「この日の夢が一年を暗示する」と思い込むところから始まります。

そして、この日の夢を一年の暗示させるような夢に、自分で変えてくるというイメージです。

昔は2月3日から4日に掛けて、つまり、節分から立春に掛けて見る夢が初夢でした。

いま、そんなことを気にする人は少ないです。

今はこのタイミングを初夢として受けとめるのは難しいです。

大抵は元日から2日に掛けて見る夢だと思っていると思います。

そういう人はそれが正しいです。

2日から3日っていう人はそれもOk。

大晦日から元旦(お正月の朝)っていうのもOkです。

地域性もあり、正解は自分の中にあるため「これが正しい」と思い込む方に無理があります。

結果として正解は「身のまわりで世間的に思われていること」です。

初夢は地域性・知識で受け止め方が変わる

なんとなく「この日が初夢だよね」って思っている日に見る夢が一番大事になります。

占いも同様で「ここが大事なポイント」と感じる事に意味があります。

吉方位旅行などでも同じです。

私からみると「おお~!」って感じだと分かるのに、本人は「え?」という感じになることがあります。

気がついていなくても、気がついた瞬間に影響が大きくなるのです。

占い師は良い状態なら「良い状態にあるよ」って伝えてあげることです。

悪い状態なら悪いと伝えて「じゃあ、こうしよう」と改善策を伝えることです。

初夢を意識して見ることも、そういう意味で大事になります。

初夢を見るなら前の晩23時前に寝る

日付の変わり目は東洋占術では23時~1時としていることが多いです。

「節目」を意識するならば、自分にとって「新年はここ!」という前の日の23時前には寝て見る夢が予知夢に近づく初夢になります。

厳密に言えばこういう感じですが、早寝をした方が良いというイメージで大丈夫です。

そして、ここからが大事なポイントになります。

初夢の縁起物は時代や解釈で変わる

初夢に富士山をみるとか、なすびを見ると良いとか、いろいろとあります。

これは「その時代の縁起物」です。

縁起が良いモノが「節目の夢となる初夢」に出ることで、新年は良い年になるというものです。

このときに大事になるのは、何が良い夢で何が悪い夢かです。

今は夢占いの本を参考にされた方が良いです。

人にもよります。

「富士山が縁起が良い」と思っていない、印象がない場合、夢に出てくる可能性は低いです。

夢はその人に関わりがあるものが出てきやすいです。

関わりのないものを見たとしても理解しにくいです。

「初夢の見方!」みたいな感じで、あれこれと知識を仕入れ、富士山や鷹やなすびをみれば縁起が良いんだ!と理解できれば問題ありません。

初夢効果を大きくする

初夢は吉凶占いの意味合いが大きいです。

良いモノはさらに良く、悪いモノは効率よく避ける、これらの方法を示すのが占いです。

だからこそ、悪夢を見た場合は夢の意味を理解するように努めます。

そういうときに夢の本などが役立ってくれます。

本は校正(チェック)が入っていて、情報が整理されています。

悪夢を見たらその日の午前中のうちに誰かに話すと良いという話もあります。

それでも良いですが、誰かに話しながらも「どういう意味かな」と調べることです。

そして、調べたことを書き留めておいて注意すること。

節目であるなら、意識することで良いことはより良く、悪いことは避けやすく出来ます。

話すことも書き留めることも、意識的に幸運を呼ぶ作法になります。

そうすることで「初夢効果」が大きくなります。

初夢効果とは、節目を意識することで不運を避け、幸運を呼び寄せやすくする意味合いです。

願いを叶えるための初夢の見方

願っていることを寝る前に書き留めて、枕元に置いておくというのも良いです。

これはタロット占いに近いやり方で「その問い(願い)」に対して「夢で回答をえる」ものです。

現象占いで私自身もよくやります。

何かをやろうとしている時に起こる出来事で、その物事の吉凶を見極める方法です。

初夢という節目の夢だからこそ、意識的に活用できます。

夢の内容がその願いに対する暗示であったり対処法だったりします。

普段でも使えますが、夢に対して意識が強いときほど効果的です。

初夢は「何が正しい」ではなく、自分にとって「初夢はこれ」が一番大事なのもこのためです。

それが新しい年を暗示しています。

新年という節目を使うと、この「問い・答え」というやり方の影響力も大きくなります。

初夢も一つの縁起物で有り、開運アクションの一つです。

是非、楽しみながらゆっくりと寝てみてください。

新しい年がいい年になりますよう願っております。

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