受け身を止めるとは、待つのを止めるのと同じ意味合いです。
時が来るのを待つ、声を掛けて貰うのを待つ、返事が来るのを待つなど、「待つ」のは自分の運命を他者にゆだねていることに繋がります。
将来がどうなりますか?と相談することに似ています。
将来がどうなる?と問う時は、今の延長線上で占う事になります。
今が普通なら将来も普通、今が大変なら将来も大変になる、現状維持になりやすいです。
これが受け身のデメリットです。
受け身のメリットは楽ちんなように見える事です。
実際には周りに振り回されて、大変な目に合わされる可能性が高いのですが、自分で判断しなくて良いのは楽です。
一時的には楽ですが、これが長く続くと人生がおかしくなっていきます。
自分で判断する必要があることなのにどうして良いか分からなくなり、突然「あなたの決断次第で決まる」みたいに言われる未来が待ち構えています。
受け身でいることのメリットはデメリットに比べて小さいので、自分から動いていく方をお勧めしています。
自分から動くやり方は、まずは必要な事に気がつこうとすることです(気がつくのでは無く、気がつこうとする意識を持つこと)。
今何をする必要があるのか、そのためには何から始めれば良いのかと一つずつ整理して行きます。
必要な事をはっきりさせることは、今はまだ不十分なことを明らかにする作業です。
それが整理され満たされていくのですから、未来は変化していきます。
受け身は、足りない部分は足りないまま持ち続けていますし、周りがなんとかしてくれたらという気持ちになっているかもしれません。
でも、なんともならない、なっていかないです。
なんとかなっているなら、今、どうしようかと不安に悩まされないからです。
自分から動くようにしはじめて、目に見える様に人生が変わるには半年から3年ぐらいは掛かります。
時間は掛かりますが、人生の方向性を自分から修正しているので、変わり始めれば早いです。
受け身ではなく、自分から手を付けていく(始めていく)だけで、運命は変わっていきます。