私のところに相談されるほとんどは凶方位関係です。
その相談の半分ぐらいは動かしようのない予定になっています。
「凶方位が怖くて何とかしたい」というご相談ですが、ほぼ何とも出来ない状態で相談されてます。
凶方位は行動の吉凶を占うので、その行動・移動を行う影響を避けることは難しいのです。
いろいろな占い師がいますが「とにかく凶方位は避けなさい」と言われてしまうと、どうにも出来なくなってしまいます。
結果として高いお守りを紹介されて、安心を買うみたいになるかもしれません。
それで安心出来るなら良いかもしれませんが、私に相談されたケースの全てにおいて、凶方位で死んだ人はたぶんいません。
一方で経過のヒアリングはそれほどしていませんが、凶方位の影響を受けていると予測されるケースはたくさんあります。
でも、何とかなっています。
これが大事です。
五黄殺に行けば自滅する大病する、暗剣殺に行けば事故死するとか言われてしまえば、本当に怖いと思います。
占い師は占いの結果を伝えているだけでしょうが、相談者はそうはいきません。
判断基準を持たないので、占い師に言われた強い言葉に恐怖します。
でも、安心してください。
判断基準はちゃんとあります。
それが自分自身の過去の移動です。
これまでも必ず何らかの凶方位に行っています。
でも、今があるじゃないですか。
今回だけ強烈に作用することはありません。
これまでも影響を受けています。
この話は何度も何度もしてきましたが、自分の過去の移動と方位の状況を照らし合わせて見て、一致する部分が多ければ方位の影響を受けていると考えます。
一致する部分が少なければ、方位の影響を念頭に置きつつも、予定通りで大丈夫です。
理屈だけが先行して人生を決めることはありません。
現実の先に未来があるのであって、理屈は理屈、現実は現実、この二つの関係性を見極める必要があります。
そして、占いと現実をすり合わせることで、今回の凶方位にはどう向き合ったら良いかが分かります。
繰り返しますが、これまでもたくさん凶方位に行ってますし吉方位にも行っていて、その結果が今です。
突然の凶方位にあたふたする必要はありません。
方位の結果を知ることは、未来に備えるためです。
凶方位に行くことになったとしても、どの程度影響を受けやすく、自分はどうすれば良いかが分かれば、予定通りに進めても良いです。
もちろん、微調整出来る部分や修正出来る部分があるならやっておきます。
でも、それは占いの結果がそうだったからではなく、占いと現実を比較したときに「確かにこの部分の修正は必要」と明らかになっているからです。
現実に必要と感じないのに、占い的に良いからとやる必要はありません。
必要な事は現実に沿った占い的な対処法ですが、現実があってこそです。
現実的に必要と思える事を優先してください。
何を優先したら良いか分からなくなったら、占い師と相談しながら優先順位を決めていくと良いです。