東京に居るからという理由だからかもしれませんが、数年前まではひたすら効率化を求めていたような気がします。
少しでも要領よく、無駄を省こうとします。
その結果、焦る気持ちの方が強くなります。
大きい町に住むほどに、もしかしたら余裕がなくなるのかも知れません。
今は方向性を変えたので、過度な効率化は避けられるようになりました。
焦ってしまうと必要なことが手が付かなくなり、上滑りで物事を進めてしまいます。
空回りしている状態なので、何かの拍子に見えていなかった問題が吹き出したりします。
問題が吹き出し始めると、何から手を付けて良いか分からなくなり、混迷していきます。
「うまくいかない時」は「どれだけうまくいかせようとしたか」で、その後の結果が変わってきます。
うまくいかないのは何か理由があるのかも知れませんし、単純に「うまくいくはずがないもの」なのかもしれません。
でも、「何とかしたい」と思っているから、「うまくいかない」と悩むわけです。
この時、さっさと諦めるか、周りに八つ当たりするか、それともどうするかです。
スムーズに物事が進むときは、下準備が出来ているときが多いです。
思いつきであってもなくても、既に始まっている話であってもなくても、必要な準備と起こりうる問題を予測し、事前に対処しておきます。
必要なモノ・人があるなら、用意しつつ話を通しておきます。
「うまくいかない理由」を一つずつ想定し、対処していきます。
内容によっては面白くないものも多いかも知れません。
そもそも「うまくいこうがどうだろうが構わない」ということもあるかもしれません。
それでも「可能性」を模索します。
「うまくいかない」ことが習慣の人と、「うまくいかせる」ことが習慣の人では、人生の「楽さ」が違います。
「うまくいかない」は壁が登場していることになりますが、そこで進むか引くかです。
最終的にどうなるかは分からないにしても、「如何にして上手くいかせるか」を出来るだけ考え、行動に反映してみてください。
「うまくいかせよう」とする行動が、物事に追い風を吹かせやすくしてくれます。
何かをやろうとするとき、他人任せにしてしまう人が意外に多いです。
言われればやってくれるかも知れませんが、誰かが率先してくれることを待っていて、自分が率先してやる可能性は低いです。
その「誰か」に自分がなり続けます。
すると、力を貸してくれる人が増えるようになっていきます。
分かる人には分かるので「この人が何とかしようとしてくれることで物事が動いている」というのが伝わっています。
今回限りでは無く、次回、またその次の機会と、何かの拍子に繋がっていきます。
結果的に「うまくいかせよう」と試行錯誤を続けることは、後になるほどに上手くいかせやすくなっていきます。
家の事であっても社会の事であっても仕組みは同じです。
「なんとかしよう」とする人に人は共感を感じ、力を少しずつ貸してくれます。
目に見えるものではなくても、「足を引っ張らない」というのも協力の一つの形です。
上手くいかせるために尽力し続けるだけで、未来が楽になっていきます。(あ、でも、今現在は大変かも知れませんが、それは乗り越える壁ということで・・・)