昔からそうだったのかも知れませんが、今は顕著だと思える事が「頑張れば良い時代では無い」ことです。
頑張らなくて良いの?となりますが、なんでも頑張れば良いわけで無く、必要なことを判断する時代です。
運を良くしたい、幸せになりたいの向こうには何らかの目的地があると思います。
何かを手に入れたい、何かを形にしたいなどです。
漠然とした感じなら、どういう未来が良いかを想像することが目的地に繋がります。
ここを出発点として、「そのためには何が出来るか」ではなく、「そのためにどこに行けば良いか」を考えます。
「どこに行けば良いか」とは、身を置く環境を選ぶ事です。
田舎が良いか都会が良いかだけでなく、今の場所で良いのか、違う場所の方が良いのかなどです。
仕事を探している人に大事なのは求人が無い所を探すのでは無く、求人があるところで探す事です。
出会いも同じで、万が一のチャンスよりも、出会いのきっかけとなる異性が多い所の方がチャンスが増えます(婚活をお勧めしているわけではありません)。
今のままで良いのか違う場所の方が良いのかです。
場所を変えるのには、様々な労力とリスクが付いてくるため難しい面もあります。
その一方で「その方がメリットが多いよね」となる場合もあります。
どちらに意識を向けるかは、やる方向で考えられるかどうかです。
やるかやら無いかでは無く、「やるとしたらどうしたら良いか」という可能性の模索です。
人はやる前からあれこれと考えて、ダメな理由を見つけ出すスペシャリストです。
ダメな理由はいくらでも正しく成り立っていますが、その結果手に入るのは「がんばってなんとかしよう」という根性論です。
がんばるのは良いですが「正しくがんばるにはどうしたら良いかを、考える時間を持つ」という話です。
占いを受ける人は、その考えるアクションを占いを通して行っていますが、占いだけでは足りません。
占いは方向性を示してくれますが、「そのために求められること」を自分で考える必要があるからです。
「考える」は難しく感じられますが、そうでもありません。
まずは望んでいる事に対して、どういう状態が望ましいかです。
望ましい状態を手に入れるためには、自分はどういう環境に身を置いたら良いかを調べます。
現状と考えた結果が近ければ修正も早くできますし、遠くても考えている事が具体的になることで、自分の動きが変わります。
必要な環境に身を置いたとき、初めて努力をしていきます。
望んだことを手に入れられる可能性のある環境ですので、努力をすれば結果が付いてきやすくなります。
ここの手間を省く、ここを考えないで闇雲に行動をしても上手くいきにくいです。
必要なことは、望んでいる事・状態に対して、自分は適切な場所にいるかどうかを考える事です。
適切な場所にいないなら、適切な場所はどこかを調べていきます。
こういった作業は面倒に見えますが、今は必要な時代になってます。
昔は人生の先輩にお節介がたくさんいて、お節介の声がたくさん届き、それをきっかけに考えていました。
今はその声が届きにくい環境になり、届いたとしてもひどく限定された情報になっています。
結果として、「考える作業」が後回しになっています。
先に考えるか後に考えるかの違いなのですが、先に考えた方が未来を変える力は大きくなります。
後に考えると起きた事象に対して修正することが増えるので、労力も大きくなります。
何かをしようとするとき、まずは立ち止まり、この環境のままで良いのかを整理するところから始めます。
結果的に後々の人生が随分と楽なものになっていきます。