凶方位に引っ越したので吉方位に引っ越したいと思ったり、どうして良いか分からなくなって吉方位に行けば何か変わる?と思うケースがあります。
どうして良いか分からなくなって、占いを優先するケースはまあまあ有ります。
でも、凶方位に引っ越した程度で吉方位に引っ越した方が良いとは言いません。
凶方位から吉方位への引っ越しの相談もありますが、「もう一度、引っ越した方が良いか」どうかという相談でも同様です。
本当に引っ越しが必要なのかどうか
占いは霊感や霊視とは違うので、この先にある未来を見通すことよりも、選択肢と選択の結果の予測が得意です。
選択肢で大事になるのは、相談者自身が自分の状況をある程度理解しておくことです。
そうでないと、選択肢自体が出てきませんし、出てきたとしても何を選ぶと良いのか理解が及びません。
今やろうとしていることの必要性はどの程度あるのか、選択したいのかしたくないのか、などです。
必要性とは「自分の想い」とも言えますが、自分がどうしたいか何となくでも分かっている場合は、その感覚の可否とその選択の未来予測をハッキリさせられます。
よく分からないけどそうした方が良いのでしょ?は難しい
よく分からないけど凶方位は良くないのでしょ?という場合は、一度持ち帰って現状を整理して頂き、それでも必要なら相談してくださいとお伝えすることが多いです。
理由は、占いの結果次第で人生が左右される可能性が高まるからです。
自分の想いを中心に占おうと、占いを中心にしようと決めるのは自分自身のはずですし、冷静な状態ならその通りです。
でも、自分自身がよく分からなくなっていると、何をしたら良いのか分からなくなり、「良い」と言われた方を選択しようとします。
それは占い的には正解かもしれませんが、その人の人生的には違うかもしれません。
占い的な正解よりも、今が良くなる答えが欲しい

より良い未来のために必要な事は、何を望んでいるかです。
望みは明確でなくても大丈夫で、やりとりを進めながらハッキリさせていけば良いです。
状況によっては吉方位に引っ越しをする必要は無く、なんだったら凶方位でも良いぐらいです。
もちろん、引っ越し自体を取りやめる、他の事に力を注ぐという選択肢も出てきます。
これらは引っ越した方が良いのでは?引っ越せば何とかなるのでは?と思いすぎていると出てこない内容です。
吉方位に引っ越すから幸せになれるのではない
引っ越しは、出来れば思いつきじゃない方が良いです。
思いつきの結果悪くなるとは限りませんが、良くなるとも限らず、自分で状況のコントロールが難しくなります。
その引っ越しが必要で、且つ、その場所に住むことに意味がある時、運命の力が強く作用します。
こうやって考えると勢いで引っ越すとかはあまり効果的で無いことが分かります。
「吉方位に引っ越せば良いという話ではない」と明言してしまうと、迷いが深まるかも知れません。
でも、占いの本質は必要性との兼ね合いであり、優先されるのは現実です。
今何が必要かを明らかにする方が幸せを求めるなら近道になります。